Kさん(大人・男性)
ヒバリ教室では唯一「弾き語り」をレッスンしています。
今日は、音階やアルペジオのエクササイズを少しやった後、ポピュラー曲集の中から「オンリー・ユー」を弾いて歌いました。
いつも「ちゃんと練習ができてなくて・・・」と恐縮してるKさんなのですが、「そんなに恐縮する必要はないですから」とお話ししました。
それでKさんが安心してくれたかどうかはわかりませんが、特にこういったジャンル、ポピュラーとかジャズとか、アレンジとかいったものは、その時その時のノリや雰囲気などをキャッチしながら完成していくものなので、確固たる「完成形」とか「正解」というものがないのです。
生徒さんの方で「こんなんじゃちゃんと弾けてない」と思っていても、意外とその人らしい良さが演奏に現れていて、教師の方ではそれを感じているかもしれない。そこから、何かいいアイデアが見つけられるかもしれないんで、ちゃんと仕上げてきてなくても全然かまいませんよ、と私は思っています。
そこがクラシックと違うところで、ポピュラーやアレンジのレッスンでは、楽譜通り正確に弾くのが目標ではなく、一人一人に合った音楽を教師と一緒に作り上げていく、という感じが強いです。
なのでレッスンに来る時は、好きな曲、好きなスタイルのものを持ってきてもらい(完成してなくてもいいので)、それをあなたに合った形、そしてできる範囲で仕上げていきましょう。
...などと言いながらKさんの楽譜を見ていたら、「オンリー・ユー」の隣にあった「オールド・フォークス・アット・ホーム」という曲に目が留まりました。
よし、次はコレをやろう。いい曲だ。
あらら、そのもう一つ前に、「オールド・ファッションド・ラブ・ソング」が出てました。
これ、とてもキレイな曲なんですが、コードは Am - G - F - E7 の繰り返しだけでほとんど全曲弾ける、とてもお得なコード進行、Amのラウンドコードで出来てるのです。
「コレいいよ。これをやりましょう!」
なんか行き当たりばったりですが、次々と課題を選んでしまいました。
どれもとてもいい曲だし勉強になるので、(それにお得なので)、気に入ったらやってみてね。ということで、今日のレッスンは終わりです。
大人の人はみなさん真面目で誠意があるので、バリバリ弾けてないとダメだと思われるかもしれませんが、もっと気楽でいいからね。
HP HIBARIピアノ教室
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