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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その313)

2014-06-05 | ジャコウアゲハ

ジャコウアゲハの,今季第1世代はまったく姿を見せなくなりました。幼虫たちはどんどん成長しています。アゲハの庭園では食草ウマノスズクサがどんどん食べられ,肝心の幼虫が淘汰されています。

わたしが棲息地に移した幼虫は数百匹。それだって,たった2%を残して生存できないのです。それが自然界における摂理なので,淡々と受けとめるほかありません。

そんな中,ヨッさんもたいへん,たいへん。根っから,いのちを慈しむタイプなので,なんとか幼虫を守ろうと必死です。家で保護できる範囲で全力を尽くす,最大棲息地に持って行って食草におく,そこがダメと見れば第二,第三の棲息地におく,といった具合なのですから。

 


ヨッさん宅でもらってきた前蛹が二つ。それらが変化していく様子を見ながら,撮影することにしました。


何度か見ているうちに,そのうちの1個体で筋肉の弛緩が激しくなり,そのまま脱皮開始! そのときの一コマが下写真です。 支柱は自然の枯れ草で,ヨッさんが河原で刈り取って来られたもの。

 

 
ヨッさん宅の敷地はとても環境がいいみたいで,前蛹になる個体が続いています。どうも,ヨッさんのこころが通じているような気がしてなりません。