以下は,6月7日付け記事『ジャガイモ,株ごとおもしろ実験』の続き話です。
地上部の節をダンボール箱や植木鉢で覆う実験を進めていますが,よくよく考えると,じつに単純な道筋に沿った試みだと思い始めました。
つまり,花が咲く前の成長期にあるジャガイモなら,茎に土を寄せるのと同じ話だということなのです。畑でジャガイモを栽培する場合,土寄せという作業が欠かせません。それは,主茎近くに,より早く,より充実したイモができるように手助けすることであり,必要なストロンがしっかり伸びるのを手伝う作業なのです。そうすれば,第2節,第3節辺りが土に埋もれて,そこにイモが形成され,さらにストロンも出てくるはず。
もう時期が遅いかもしれないと思いつつ,まだ花が咲いていない株を選んで,茎を倒し,そこに土をかけてみました。これによって,節が地中に埋まりました。
掘り上げたときに,節に小さくてもイモらしい塊りができてれば,「やっぱり!」と合点がゆきます。というわけで,下写真は6月22日(日)の様子です。
当たり前であっても,ほんとうにそうなるか確かめることができれば,「事実は強し」が実感できます。