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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

アゲハ一世代の成長(1)

2014-06-27 | アゲハ(ナミアゲハ)

今の時期に,アガハは産卵から羽化までどれくらい期間がかかるのか,それを確認してみようと思います。偶然,産卵場面を見て卵を採集したものですから,もし,きちんと観察を続けることができれば正確に把握できるでしょう。途中でトラブルがあって見失うとか,死ぬといったことがないよう願いながら,始めることにします。

6月23日(月),午後1時。目の前のキンカンの葉の裏に産卵。すぐに卵を確認して,枝ごと水入りコップに挿しました。白いきれいな色をしています。

6月24日(火)。卵の表面は黄を帯びています。なお,写真の視野幅(左右)は1cmです。


6月26日(木),
午後4時30分。黄色が濃くなってきました。かなり成長が進んできているとみえ,卵の中にモヤモヤッとした模様が観察できます。空間ができていることがよくわかります。

 

6月27日(金),午前6時。見ると,もう誕生間近の様子。こんなに早いのかと,一瞬びっくり。殻をとおして幼虫の頭やからだが見えます。


午前9時30分,誕生。産卵時からほぼ3日と20時間が経過。初齢幼虫は,殻から出るとそれを跡形もなく食べてしまいました。

 


ジャガイモの真正種子栽培,本実験(その17)

2014-06-27 | ジャガイモ

素焼きの植木鉢に移植したポット苗のその後について報告しましょう。

根元の土と,第1節のストロンを徹底して取り去った茎です。もちろん,成長予想としては,ポット植えのものと同じようになるだろうと思われました。ただ,第2節より上の節でどんな変化が現れるか,茎を敢えて四方に倒して広げたことがどんな結果をもたらすか,興味を持って待っているところです。

6月23日(月)に確認できた点は以下のとおりです。

① 第1節を中心にして,第2節にも,塊茎が形成されるが,圧倒的に第1節が多い。ここから導き出せるきまりは「イモは地面にいちばん近い節から優先的に形成される」ということ。

② 塊茎の頂芽が伸びて,葉が成長している。ここから導き出せるきまりは「イモの先には頂芽が出る箇所があり,日が当たれば出芽する」ということ。


③ 塊茎から別の塊茎が形成され,コブ状になっている。いわゆる“だるまイモ”で,この場合は二次生長の結果だと思われる。なんらかの理由で成長がいったん止まり,再びイモができている状態である。ここから導き出せるきまりは「養分が不規則にイモに貯えらる場合,ダルマ形のイモができる場合がある」ということ。

③ 色は赤紫をしている。放置しておくと,茎の緑に近づいていく。ここから導き出せるきまりは「地表に出たイモは光の影響で変色する」ということ。

それぞれの塊茎から頂芽が伸びてきています。さて,塊茎そのものはどう変化するか,気にして観察していきます。