今,終齢幼虫がいくつかはいますが,ほとんどが蛹になっています。中には羽化が終わった個体もあります。これは第2世代の締めくくりにあたります。
6月15日(日)。イネ科植物の枯れ茎に付いた蛹を見ると,間もなく羽化しそうな気配。それで,家の中に持ち込んで撮影の準備。
ふしぎなほどタイミングが合いました。10分ほどすると,殻が開き始めたのです。
ゆっくり殻から出始めました。何度も見た光景ですが,今回の出方はじつにすっきり,くっきりしていました。
大きめの昆虫は,やはり時間をかけて成熟していきます。出方といい,翅の伸ばし方といい,飛翔までの時間といい,みんながそうです。これは,小さなシジミチョウを観察した後に感じた印象です。
数時間して翅が整うと,ヒラヒラ舞い上がっていきました。