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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

キタキチョウの孵化(2)

2017-06-09 | 昆虫

5月12日(金)。卵にはまだ目立った変化は現れていません。


どれも同じです。同じ頃に産み付けられたのでしょう。となると,孵化が一度にどっと始まりそうです。 

 
トリミングしてみると……。やはり純白です。


脱皮直後の幼虫を見かけました。 

 
5月14日(日)。孵化場面を見逃したものあり。注意していてもこうなので,たいへん。キタキチョウの卵だけに注意を払っているわけでなく,なにしろジャコウアゲハもヤマトシジミも,ツマグロヒョウモンも,という具合なのです。

午後,一つの卵がどうも孵化直前の模様です。殻をとおして毛が複数見えます。口の辺りも! 「これはいよいよだな」と期待感がぷくうっと膨らみます。下写真はトリミングしたものです。

                              (つづく)

 

 


モンキチョウ,産卵から孵化へ(3)

2017-06-09 | 昆虫

タイミングよく一つの卵に穴が見えかけました。「よし!」とばかりに,カメラをセットして撮影開始です。視野1cmの世界が展開していきます。卵の高さは1mmにも満たないほど。 

 

 

しばらくすると,頭部を出しかけました。一休みすると,あとはスイスイと出て来ます。

 

 

トリミングしてみましょう。眼が6個確認できます。

 

 

身を乗り出すようにしてカプセルから脱出! 

 

 

着地しようとして,からだを大きく伸ばしました。

 

 

葉の表面に第一歩を印しました。 

 

 

これで完全に着地。無事に孵化しました。幼虫の体長は1.2mm。

 

 

出てしまうと,そのまま休むことなく反転しました。もちろん殻を食するために。いつもの例どおり,跡形もなく食べ尽くしました。

 

 

こうした一連の流れを画像記録できると,我ながらすっかりうれしくなります。