自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

超接写がたのしい夏(1) ~シオヤアブ~

2017-06-19 | 生物

接写はとにかくたのしい。そう思います。肉眼では十分確認できない,意外な世界がどっと拡がるおもしろさがそこにはあります。「へぇー!」「ほーっ!」。子どもみたいに,わたしのこころが躍ります。

そんな写真をこれから撮る度にご紹介しようと思います。まだストックはまったくなし,です。

6月18日(日)。アゲハの庭園に見かけたのがシオヤアブのカップル。足元から飛び立って,近くの鉄パイプにとまりました。もうこれは,「しめた!」以外にはありません。さっそく携行のコンデジを手に撮影開始。警戒心の強いはずのアブにもかかわらず,10分以上は同じ位置にいたでしょう。「撮影中にどこかに行くなんてことはないように」と願いながら写しました。

パイプの横側にとまりました。下側がオスです。

 

横側から上側に移動。

 

全体を入れて撮りました。翅を左右に拡げ,ぶるぶる震わせるときが度々。それを避けてなんとか撮りました。獲物の体液を吸う口吻が特異な姿を見せています。

 

オスの表情を撮りました。個眼はしっかり写り込んでいます。毛の一本一本が見えそうな感じがしてきます。どう猛さが伝わってきます。スズメバチもかなわないといいます。実際,そんな画像も紹介されています。

 

 メスはオスよりも体形が大きめです。

 

これだけ毛で完全武装した上に,棘だらけの脚。もう,次はハンターとしての現場写真を撮るほかありません。