5月14日(日)付け記事のつづき話です。結論からいえば,キタキチョウの孵化はまことに見事というほかありません。観察する(できる)幸せすら感じほどの美しさに,我がこころが洗われるばかりなのです。色も姿も!
出口を開けるために殻を食べながら,穴を少しずつ大きくしていきます。そのたびに薄い皮がしなりながら,微かに揺れます。皮は硬いだけでなく,弾力性があるのです。
ほんのすこし頭,というより口が見えかけました。縦長の卵なので穴は,先端でなく側面の上部分に開けられます。
「頭部が出たぞ!」 。あとは,この調子でわたしが呟いたことばの解説です。
「からだをグッと曲げて着地しようと懸命なんだ」
「葉に第一歩を印したな」
「卵からからだがすっかり出たな」
「さっそく殻を食べ始めたぞ」
「どんどん食べているなあ」
期待どおりの観察結果になりました。大満足。