自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

レモンの木で見た生態系(続)

2017-06-03 | 昆虫

葉の上で,シロスジヒメバチが触覚をピクピクと盛んに動かし,せわしなく動いていました。なにゆえにそんなに忙しいのか,聞きたくなるほどです。 

 

アマガエルがいるのは,もちろん,獲物を狙っているからです。ヒラタアブの幼虫なら被害に遭うかもしれません。

 

ホタルハムシでしょう,それなら葉を食害する害虫とされています。ただ,レモンの葉がこの虫に食べられているのを見かけたことはありませんが。

 

アオクサカメムシです。イネや豆類,それにキュウリなどの野菜の害虫だとか。葉の上にいると,保護色が威力を発揮して見分けがつかないほど!

 

ジョウカイボンはときどき見かけます。肉食昆虫なので,獲物を探し回っているのです。 

 

レモンには,まだまだ虫たちが訪れて生態系をかたちづくっています。この続きは次回に。

 


❜17 ホッカイコガネ栽培記~種子を得たくて~(9)

2017-06-03 | ジャガイモ

ツマグロキンバエの摂食行動は殊の外印象に残りました。

これはオスです。どうしたことか,わたしの動きにまったく反応せず,ひたすら花に目を向けているのです。口吻を伸ばしてペタペタ舐めながら, 移動し続けました。この花にとくべつな魅力でもあるようなのです。

 

 

また元の位置に戻って来て,同じようなところを舐めていました。

 

柱頭を舐め始めたので,貴重な場面でもあり一枚記録。

 

口吻が蕊の隙間に入りました。こんな奥にまで入るなんて! 

 

今度はもっと大写しをしました。

 

近くの花でメスが摂食中でした。花弁をペタペタ。

 

わたしに気づいているのか,気づいていないのかわかりませんが,それにしても落ち着き払った行動ぶりでした。お蔭さまで,すてきな画像が得られました。