自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

超接写がたのしい夏(2) ~ショウリョウバッタ(幼虫)~

2017-06-21 | 生物

今,バッタのなかまが目に付きます。といっても,まだまだ幼虫が多い時期です。

日暮れちかく畑に行くと,地表にいたのがショウリョウバッタの幼虫。褐色型で,体長は15mm。わたしを察知して遠ざかろうとするので,慎重に近づいて写真に収めました。こんなに小さくても,後脚のなんともりっぱなこと! もちろん実用性に飛んでいて,一蹴りでびっくりするほどの跳躍力なのです。翅が使えなかったら,逃げる手段はこれだけです。 

 

じっとしている瞬間を待ち構えて撮るのはかなりたいへんです。

 

脚の重要性が納得できる画像でしょうか。翅はまだとても未熟。

 

「いつでも跳べるぞ!」という覚悟が見えます。 

 

土や枯れ葉とそっくりな体色はもちろん保護色の役目を担っています。これからもりもり食べて時間をかけて成長します。天敵がいるので,格段の注意がいります。この日,たまたま別の個体がアマガエルに食べられる瞬間を見ました。カエルの目前を動くとカエルが跳びかかるのは目に見えています。一口で姿が見えなくなってしまいました。