狭い植え込みで赤ーい花を見かけました。マユミです。青と緑を背景に,赤が見事に映えます。やさしい赤です。こんなふうに初冬を彩る可憐な花はほかにありそうにはありません。
メタセコイヤの根元付近に,地表からぬっと出たものが林立していました。ふしぎな光景です。根がこんなふうに生長するのでしょうか。
資料館になっている歴史的建築物を訪れました。昔,学校として使われていたところです。紫色が見事なほど青空に映えていました。やっぱり歴史の重みが詰まっているものは風格がちがいます。そうした建物を大事にしようとする風土に育つ子どもは幸せだと感じます。すぐ横に中学校の鉄筋校舎が並び立っています。生徒が,この古い建物に入る石段で休んでいました。心地よいあいさつをしてくれました。
庭で,ちょうど雪吊りをつくる作業が行われていました。「やはり,こうしてつくるのか」と納得。予想通りだったからです。縄をくくった柱を立てて,縄を四方八方に下ろして,……。
昔の作業は多くの人手を必要としたことでしょう。
すぐ近くに,これから使う柱がありました。それに縄が括り付けられていました。よいところを見ました。
ずいぶん歩いたので,昼はちょっぴりぜいたくな食事をしました。金沢でよく知られた人気メニューで,麩(ふ)を基調にした伝統料理。ご飯の上にも麩が。
味加減はぴったり。落ち着いた彩りもお腹を十分満たしてくれました。もちろん,目もたのしませてくれたのでした。
食後の話題は次回です。