早いもので震災からもう2年が経ちます。
日本中の皆さんはもちろん世界中の方々からご支援・応援・声援といろんな形で励ましていただいたことは、
私が生まれて初めて経験する最大の嬉しさと感じます。

失った全ては戻りませんが、”勇気と希望と元気を”与えて頂いた全ての皆さんに感謝申し上げます。

つい、さっきまで生活してた町が突然消えて行く様を.....こんなことあるのかと、
映像化されたSF作品やファンタジー作品を見てるような驚きと恐怖に.....。

たまたまカメラを持ち合わせていたのでした。
震える手は...何故かファインダーに、
夢中で撮り始めた自分が....待てよ...この異常事態に...こんなことしていいのかと、躊躇したことは確かでした。

この異常事態では...誰か 必ず命を落とし始めてる...如何しよう!
そのとき52年前のチリ地震津波の経験した...あの時が過りました。

あの時私は小学6年、弟は2年、妹は3歳?一度は家族みんなで高台に避難しましたが1時間が過ぎても
来ないので両親は自宅に戻った記憶があります、
その直後の津波でした。家族がバラバラになり凄く不安な時間が私の心に圧し掛かったことを思い出されます。

52年前のチリ地震津波が今回、大震災から家族が助かる一つの要因だったかもしれません。
親父95才母90才と私は...兎に角 臆病です!
町の広報の指示道理に従う...私たち家族でした。

南三陸 志津川