東山いこいの森の仙人

福井県勝山市にあるキャンプ場「勝山市東山いこいの森」の日々の暮らしを発信します。

白峰パート2

2010年12月09日 07時25分47秒 | 日記
   白峰の 帰り道 堂の守から 西山に車で 登っての 白山は 絶景でした。 その後 県境の 谷トンネルの 石川県側にある いうない地蔵に お参りしました。 この いうない地蔵は 昔は 牛首街道の谷峠に あったものです。 いわれの 立て札も 撮って 来ましたので 読んでいただければ 分かりますが、峠に 二体祭られていました。立て札には 越前側と 加賀側に それぞれ 一体ずつ 並んで 立てられていたと 書かれてあります。 白峰は 越前の国で あった事も あるので 両国にまたがって立てられていたと いうのは 正解では 無いかも知れませんが 峠には 旅人の 安全を 祈って いうない地蔵が 立てられて います。  いままで 私が 思っていた いわれが 間違って いた事に 今回 気がつきました。 それは、 旅人を 殺した盗賊が それを 見ていた地蔵さまに この事は 誰にも 言うでない。と 言うと お地蔵さまは、地蔵は言わぬが お前が言おうぞ、と言って 何年か後、地蔵に お祈りを している 娘をみて 昔 わしは ここで 人を 殺した事があると いつたら それでは 父の かたきと 言って その娘のかたき討ちに あってしまったと いう 内容だつたと 思って いたのですが、 立て札には、娘に 話を聞き 自分が 犯した罪を 悔い、 親を 殺した 男は 自ら 命を 絶った。と 書いて ありました。 人との 出会いは さまざま ですが 昔に 犯した罪にたいして いまさら自分で 命を絶ってまでの 懺悔を 出来るだろうかと 思いました。 小さいこと かも知れないけれど 一杯 うそや ごまかしの 人生を おくっている 私などより この 盗賊の 生き方が すごく立派で 心ひかれ感動しました。 昔は説明の 立て札など 無かったと 思いますが、旅の道すがらでも いろんな事を 身体で 修得していったのかなと 思うと 本や 学校での 勉強以外にも 旅では 感ずるものが 一杯 あるんだなと 思いました。