東山いこいの森の仙人

福井県勝山市にあるキャンプ場「勝山市東山いこいの森」の日々の暮らしを発信します。

イナキビ。

2013年03月07日 14時19分53秒 | 日記
 昨日、北海道天塩郡豊富町の久保田さんから 届いた手紙で。
昔の思い出として、久保田家と同じ年に入植した、
源野家(久保田家手紙の主の祖母は、源野源三郎さんの姉、姉と弟)が、
隣と言っても、200メーター離れていたとの事ですが、
そこへは、よく遊びに行っていて、小さい頃正月に
行った時の事、草餅を出してくれた。
もち米に草を混ぜた。本物の草餅だったそうです。
当時は、もち米など買える農家は少なく、
自家生産のイナキビの粉に草を入れたのを
草餅と 言っていたそうで、
大変貴重な物で あったと 書かれて有りました。
今、白山麓の焼畑農耕を色々本で勉強していますが
五穀の中にも、イナキビの名は 見当たらない、
(未だ、勉強不足の事もありますが)ので、インターネットで
調べてみると、一番先に北海道やアイヌの事が出て来ました。
源野源三郎家は、昨日の手紙によりますと、叔母様は、始末の良い
方で、何時も家の内外は綺麗にしておりました。子供たちも
何時も綺麗な着物を着ており、土地も、水害の無い良い土地でありました。
暮らしもよく、働く事も一生懸命でであり、一番裕福であったと
思います。と書かれてありました。
入植された人たちは、みなそれぞれ一生懸命働いた事と思いますが、
子供の数や、働き手の健康の事など、色々条件が加わり、
何年か経過すれば、差が生じて来たものと思われます。
それでも、親戚同し、同郷同し、力を合わせて
開拓されて来られたご苦労は 大変だったろうと思います。









      






今日は、近くの「めんぼうつるつる」で、おろしそばが

半額デーと言う事で、昼妻と二人で食べに行って来ました。
皿に入ったソバが二枚。大根おろしは、別の壺に入っています。
辛味も効いていて丁度いい塩梅です。
ソバ湯も黙っていても付いてきます。
削りたてのカツオブシの匂いもいいです。
これが、300円では、申し訳がありません。
ソバ団子の黒蜜と、キナコかけが5個で
300円のを二つ、お持ち帰りでお願いしました。
今ね勉強している。シコクビエ、そしてソバ、イナキビも
粉に挽いて、団子状にして食するのが元ではと思います。
今は、砂糖を加えたりして、素材そのものの味が
分かりにくくなっていますし、
焼畑をして、何年か周期で土地を休ませる程の広大な土地も
効率の悪い労力のかかる、仕事の出来る人も、居ません。
現実に、そういう事をしていては暮らして行けませんが、
体験をして、先人の知恵や、ご苦労に学ぶべき事が
あると思います。
そして、今の時代にそれらを生かしていけたらと。