20年前のオランダを訪ねてみようとアルバムを開いたら、16年前のオランダの写真が出てきた。
そういえば平成8年2月、真冬のオランダにも行っていたのだ。
その年は1月30日から記録的な大雪が降り、太いパイプで建てた雨よけハウスに大きな被害が出た年だった。
失意の中でなぜ真冬のオランダに行こうと思ったのだろうか? 記憶はほとんどない。
写真とアルバムに残ったメモ書きを頼りに、、、、
平成5年に建てられた越冬できる鉄骨ハウスでチョーリップの箱栽培が始まった。
でも日照不足のせいか思ったような品質ではなかったように記憶している。
ここはハークマン社。オランダでは箱栽培が一般的だった。
冷蔵庫での栽培期間が重要だ、、、みたいな説明だったような、、、、
ウエストリーズフローラ。真冬のフラワーショウ。 栽培期間の長い作型での品種適性を見るにはよかったのかもしれない。
濃い人達と一緒だったんだな。
フラワーショウとはいえ農業祭でもあった。牛やアヒル、酪農も展示してあったし時計ぜりでの花束の販売もあった。当然素人参加なので思わぬ高値で競り落として笑われてる場面もあった。
エンカイゼンの駅。冬のヨーロッパには煉瓦の建物が似合う。
さあ思い出そう。当時18歳の彼女は津南のユリ農家の娘さんだ。今はどうしているだろうか。
ウエストランド花市場。説明しているのは、、、おっ、16年前の山喜社長だ。まだあるじゃねぇか。
矢印のDB箱やプラ箱は 通い箱だ。
PO社。
VAN DE ZAND社。 1.3haのハウスに4人で200万球 とメモ書きがある。その時は驚いた数字だったと思う。
バンに書いてある会社名のフリージア切り花球根会社。
実はフリージアにあこがれて平成7年に1度だけフリージアを生産出荷してみた。で、やめた。
温度が高くなると花持ちが悪くなって単価が出ない。冬に生産するには雪の日が続く魚沼ではあまりに日照不足だった。オランダに行ってみてあきらめがついた気がした。
驚いたのは菊生産工場。パースン社。6人で600万本。
プラグ苗をマスの中に落として、その後の生育はほとんどがオートメーションだ。
畑で切り取った菊は空中のコンベアーで脇の作業スペースに運ばれる。
その場でパタパタと束ねられて、箱詰めまでされてしまう。
さらに驚きのセントポーリア鉢花工場。マリエノールド社。
ハウス内を移動しながら生育する。
鉢上げの工程はさすがに人力だが間隔を広げたりきちんと並べたりするのはずべて機械化されている。
短いオランダの昼間。お昼だったか夕飯だったかを海辺のレストランで。
楽しげな彼女は当時独身だったような???去年我が家に来たときは農業大学校の先生として登場した。お互い16年たっている。
やっぱり色濃いメンバーだったな。
次の日はスペイン、バルセロナへ飛んだ。続く。