ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

ブランドの数値化

2014年01月08日 | 発信

昨日いただいたコシヒカリ。雪室で貯蔵されていた魚沼産コシヒカリ、精米の日付がなんと1月1日!!!

元旦精米!!!、元日から出勤して精米した職員をまずほめましょう。

JAの新しい米倉庫は雪室が2部屋あって5℃、湿度70%の最高の部屋に貯蔵されるコメはSSランクの最高級米だ。

SSランクってのは当JA独自のランク付けでタンパク含有率4.8~5.3%、整粒歩合79%以上、つまり最高級なわけだ。

聞く所によるとSSランクのコメは必ずこの田んぼで獲れると決まっている訳ではなくて、味自慢の田んぼの中でも収量の上がらなかった栄養失調気味の田んぼで獲れるもので、年によってはとれないこともあるのだそうだ。

つまり極端な 量より質 のコメなのだ。

さらにそれを雪室で食味が変化しないようにして保管している訳だから、、、超超超ブランド米だ。

さらに歌い文句のように 元日精米 と、めでたさを加える。ここまでやるのか?ってほどのブランド化だ。

御見それしました。こんなものをただでいただいてしまって恐縮です。

 

すごいと思うのはブランド力をすべて数値化しているところ。

さて、ユリ切り花ではどうだろうか。

ブランド産地とほめてくれる人はあるものの実際は経験と手作業の積み上げでしかなくて、数値化できているものは????決められた規格等級の上位を目指して努力あるのみなのだ。

しかも切り花は素材、いちいちタグ付けも出来ない。

 

球根の冷蔵温度設定も終盤。畑で採れた球根の芽を作る作業。

ここはある程度数値化できている。芽の長さ、太さ、茎の長さ、葉枚数、、生長点形状etc、、、

顕微鏡を見ながら冷蔵温度を決めていく。

苗半作  農業の基本通り。まずここから栽培が始まるわけです。目指せブランドユリ。

 

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