今回から植え込みを始めた畑は今までユリを作ったことのない畑、ユリに対して処女地だ。
球根養成が主だった時代は処女地を求めてずいぶん遠くの畑までジプシー農業をしたものだった。
地主さんはいろいろ作っていた人で、リヤトリスが有ったり紅ランが有ったりアスパラガスが有ったり、あとはおおむね草ぼうぼうだった。
pHも各所でまちまちではあったが概ねユリを作れないほどではなかったので堆肥を撒いて土を作った。
新しい土はきっとボリューム有るユリを育ててくれるでしょう。お盆用の作型です。
家からすぐのところにこんな畑があったとは意外ではあるが借りた6反の畑の内、傾斜、進入路、日当たりを加味して建てたハウスはとりあえず18棟、3反分だ。
崖側には今まで見たことが無かった景観が広がる。下の村が見下ろせるのだ。
去年1年は借りただけで作付無し。とんでもないほどの埋蔵物があって苦労した。
去年の記事はこんなだった。https://blog.goo.ne.jp/hikarabinotiti/d/20170428
今でもいろいろの埋蔵物が出てくる。昔の人は畑の境界には境石を埋めるのが常だった、
崖側にはバックヤードが広がる。
もったいないので秘密の作物を植えることにした。
入り口側はまだまだ粗野な感じだが、三角の部分にはウドもある。
さらにその手前は小さな小屋があった所でまだまだ埋蔵物が出てきてトラクターに絡みつくのだ。
そこにはお楽しみを植えた。今年こそスイカが食いたい。メロンも食いたい、トウモロコシも食いたい、ケモノより先に。
そんなこんなで処女地を使いこなすには知恵が必要だ。
ハウスのサロニキが色付きはじめた。