ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

遠回り 小回り

2011年12月18日 | 観察

17日朝、いきなり70cmの降雪。何があったのか除雪車が来てくれない。

でも新聞屋さんはラッセルしてきてくれるんですねぇ~。雪国ではこのくらいの雪じゃ何もストップしない。

って訳で、くじけずに関東出張。

群馬県に下りてしまえばそこは別世界。サザンカ咲き乱れて、、、

この違いを不公平などと思ってみても、そこにはそれぞれ苦悩があって、決して良いところばかりではないのです。

それが証拠に、都市近郊農家は市場流通農家としてはもう限界に達しているのです。

次は埼玉へ。遠回りだけど、北関東道、東北道経由で走ってみると、、、横風だけど気分のいいドライブコースだなぁ~、、、キノコの出そうな山が続く。

フェラーリだ   まてまて~  でも追いつけない。

 高崎から浦和まで1650円。  安いじゃん。

東京とほとんど同じような地価の中での切り花農家。でもほとんどを貸店舗用地にしてしまい、ピーク時の5%ほどしか農業はしていないそうだ。

おやっ。

 きみは誰?

去年はいなかったはずなのに、黒柴くんがいる。

ちょっとメタボなんじゃない? 番犬には不向きな人懐っこさだ。

別の農家の秋田君。やっぱかっこいいなぁ。

もうご年配かな? しっぽ振ってるけど唸ってる。どっちなの?

こちらは娘4人が4人とも就農した農家の新戦略。

以前はチュウリップだけでも百数十万本、ほかにユリ、芍薬、小菊など大農家だ。

市場流通ではだんだん厳しくなったところに東日本大震災が追い打ちをかけた。

上の娘2人は以前から花を手伝っていたが、下の娘2人がイチゴ栽培、直売、観光農園を始めた。

都市部ならではの小回りの利いた方向転換だ。

仲間の農家の多くはアパート経営を始めたり貸店舗などの商業用途に転換して、農家をやめていっている。

すると今度は相続や税対策など新たな苦悩が始まる。

百姓で生き続けることは様々なことの維持につながると。家であったり地域であったり。

消防団や地域活動など積極的にかかわってきた農家が娘4人と始めた新戦略。なんだか応援したくなるなぁ。

帰りの外環道。節電で暗い。おまけに渋滞。遠回りの方が早かったりして。

 

 

 

 

 

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