ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

掘り取り終了

2009年11月13日 | 発信

今日が最後の天気のようなので、シルバーさんを動員して球根堀りでした。
優先順位の都合上、切下球の掘り取りが最後になったが、真っ暗になるまでかかって何とか掘り終えました。
相変わらずの人海戦術でした。

ここ数日多忙、泥酔、二日酔いでブログの更新が出来ませんでしたが昼間は普通に稼いでいます。

でもおとといは新潟でした。
指導農業士会の活動発表会で、われらが浩一君が 「堀之内ユリ百年産地を目指して」 と題して、経営や産地の取り組みを紹介しました。
なかなか立派な発表でした。

泉田県知事の講話がありましたが、さすが農業県の知事だけに農業問題には大変精通した人で、話し方も面白くてすっかりファンになっちゃいました。
食料の安全保障の観点から農業者の保護は絶対国策として必要なことで、所得保障は前々から要望していたことだそうですが、政権が変わったら実現したってのはちょっと皮肉でしたね。

懇親会はそのまま地上30階で知事を囲んでのディナーでした。
新潟の夜景もなかなかです。

メインディッシュは、真鯛でした。
あまりの気分のよさにすっかり盛り上がってしまって、その後は泥酔、二日酔いでした。
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ウルイ 掘ったどぉ~

2009年11月10日 | 発信

天気が崩れそうなので、昨日からシルバーさんを動員してウルイ掘りに行った。

仲間から最新型のトラクターを借りて。

土の落ちが良いように見えたが、思ったよりも根が長くてかなり苦戦した。


掘り始めてすぐに、頑張り屋のはずのシルバーさんが「これは無理なんじゃないか?」と言い出した。

赤土と砂砂利が混ざった土は異常に根張りが良かったようで、一株が大きな鍋よりも大きくたっぷりと土を抱いており、とても持ち上げられる重量ではなかった。
しかも長く張った根は隣の株と絡み合っていてどうしようもない状態だった。
この時点で半分あきらめかけた。

それでも掘り方をゆっくり一株一株大きく揺するようにトラクターを進めたり、固まった根を鎌で切ったりして何とか一株づつに切り離し、株にしがみついている大量の土は、こうやってはこのかごに叩きつけて落とすのです。

大きな株は、箱に5~7株くらいでいっぱいになってしまう有様。
人に聞けば大体10~12株は入るそうな。

株には紫色の芽がびっしり。
これを皆さんの食卓に並べるまでの道としては、あまりに重労働のスタートではないだろうか。

あきらめずにやったおかげで何とか2日間で球根箱に170箱ほどの株を掘りあげた。
百姓始めて30数年。今までで一番の重労働でした。

冬にわずかな現金収入のためにと始めるウルイ栽培だが、出だしからこれではすでに採算割れのような感じもするが、百姓の本懐は、まずは収穫することだろう。
また、収穫が一番喜びを感じる。
いくらで売れるかは結果論の所もあるし、また売れるための仕掛けが無ければ売れるはずも無いのだからそれはそれとして、畑で育てたものは必ず畑に残さずに持ち帰る。
百姓にはそれが一番大事なことではないだろうか。
そこから次のステップが始まるわけだ。

作物は子供と同じように大事に育てたもの、世の中に送り出すまで面倒見なきゃいけないって事です。


地震の残土で埋められたこの畑も、きっと来年からは荒れてしまうんだろうと思いつつも、やるだけやったと充実感を胸に帰ります。

あきらめずにがんばってくれた皆さんも明日から筋肉痛に苦しむわけだが、まずは収穫の喜びをかみ締めて、プシュッ。

この浮世離れした 「七人の侍」の舞台になったような眺めの畑にはもう来る用事はないだろうなと思う。

でもこれだ国道を走るのはちょっと怖かったな(重量はオーバーしてません)
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山に生きること

2009年11月08日 | 観察

山火事のような朝日の日曜日。
最後のカサブランカとベラドンナが盛りです。
花は奥方と愛ちゃんに任せて、明日からの掘り取り準備であちこちへ。

ウルイの畑に行く途中の広神ダム。
ほぼ完成したけど、えっこんだけ? と思うほどダムの底は小さい。

ここは少し前までは滝の又に行く交通の難所で、冬は凍ったガケ沿いの道を走らなければいけなかったところだ。

ここだけが沢が狭まった場所で、ここを抜けると外山集落、川を挟んで滝の又。
さらにその上流は山古志の種芋原地区。
福山川上流には福山地区と、抱えている流域面積は途方もなく広く、いったん大雨が降ればその水はすべてここに集まってくるわけだ。
実際、和田川が危なかったことは何度もある。

広神ダムの必要性は結構高いのではないだろうか。

標高260mの集落から、さらにガケを切り崩して道が山を登る。
ここは平成16年の中越地震で大きく崩れ、復旧工事で道も新しくなり、かなり上ったところに5~6枚の田んぼがあり、さらに標高400mのところに昔の田を地震の土砂で埋め立てた畑が1枚だけある。
この畑に植えてあるウルイを何とか物にしてくれないか、と声をかけられて春から管理しているのだ。


夏から来る機会がめっきり減り、あたりはやっぱり草ぼうぼうになったが、標高が高くて涼しいせいか、思ったよりも大きな株に育っていた。
先日は雪が20cmも降ったそうだがすっかり消え、葉は枯れてべちゃべちゃになっていた。

葉は切りづらそうだが根はしっかり張っている。
土はまるで砂。落ちは良さそうだが、地震にはさぞや崩れただろうなぁと思われる土だ。

ほかにもこの辺の山には無数の道路が切られており、初めて来た頃はなんて無駄遣いなんだろうかと思ったものだが、何度か通ううちに少し違うものに思えてきたのである。

さらに砂利道(実は剣道)を上ると、標高450mの頂上で道は二手に分かれ、遠くには山古志野の楢木地区が見える。

頂上にはなぜか植林の記念碑と小さな小屋が。

中にはもう削れてよくわからなくなっているが2体が寄り添っているような石仏が彫ってある。

縦横無尽に山々を走る道。一見無駄のようにも見えるが、耕地の少ないこの地では、わずかな土地でも耕し、少しでも水が湧けばそこに畦をつき、稲を育て、山に通い、山の恵みを戴き、そして山を祀って生きてきたのだろうなぁ。

地震で大きく崩れて、何とか失ったものを取り戻そうと必死に復旧してきた後がうかがえる。
道にも田にもここに生きる村人の思いみたいなものが感じられるのです。
植えては見たものの放棄されたウルイだが、何とかこれを物にすること、それも復旧かなと。

今日、滝の又集落ではみんなが集まって餅つきして鍋を囲んでました。
大勢いてびっくり。ユリ掘り終わったら掘りに行かねば。

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コルバラ

2009年11月07日 | 発信

日中は暑いような日差し。
昨日から球根堀を始めました。
自分で養成するのは、あまり大きくなって欲しくない品種、コルバラ。
大きくなってもOKの品種は津南に委託に出します。
案の定、OT系はみんな大きくなってるようです。

ボルテージが効いたのか、ネダニの食害も少なく、葉がきれいに上がるように追肥を調整したので良くしまったきれいな球根に仕上がっている。
サイズは20~22cm位でそろっている。くずはほとんど出ない。

綺麗な球根で喜んでいるのは、帰ってきた愛ちゃんでした。
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自転車ラン

2009年11月06日 | 発信

柴犬は多くの運動を必要とする犬だと専門誌には書いてある。
確かに走りたくてどうしようもないようだ。
「かけっこしようーぜー」
Qちゃん9キロ  かなり強い力で引っ張ります。

そこで、リードが絡まないようにハーネスにしてみた。
リードもゴムのロープを加工して延長した。

冬には専門のハーネスでスキージョアリングをする予定だが、まずは練習に自転車ランを。

最初はじゃれて轢きそうになったが、慣れるとまっすぐに走るようになった。
有機センターまでの往復1キロほどを日課に走っています。
家からまっすぐの下りの道をいくら全力でこいでもQのほうが早い。
きっと、どこぞのイタグレよりも早いんじゃないかな。


今日、奥方たち婦人部は荒川へ産地視察に。
出来の良いユリと広くて整理された作業場にびっくりして帰ってきました。

あちらでも、豆柴の豆ちゃん。
やっぱり柴だね。
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初霜

2009年11月04日 | 発信

-0.7度
昨日の雪ですっかり地面が冷え切ってしまったところに満月の冷え込み。
見事な霜でした。

朝日はずいぶん南東の方角まで動いてしまって、なかなか日が当たらない。

今年は生り年の古屋敷の柿。
品種は「大河津」。
よく熟さないと渋みのある柿だが、今日の霜で一気に熟すでしょう。
生り年のほうが甘いんですねぇ。

がんがんと加温機が回るもんだから、ベラドンナが盛りです。
黄色系では一番好きな色。ちょっとオレンジがかる暖色系ですね。
出荷が終わる頃には花の写真も紹介できるでしょう。

三山も真っ白に変わって、今夜も冷えそう。
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初雪

2009年11月03日 | 家族

昨日と今日は違う天気なんてのは秋には当たり前のことだが、
昨日と今日とは違う季節。
今朝はそんな感じの朝でした。

遅れ気味の花だが我が家のハウスは夏とは違う太いパイプ、ピッチも細かく、単棟、被服材も保温用ビニールってことで被害は無かったが、角形ハウスに織物の保温材のハウスでは倒伏の被害があった。

やっぱり雪国での園芸はこれの繰り返しかなと思うとなんだかいたたまれない気分だ。

時々晴れ間はあるものの加温機は一日中回りっぱなしだった。

それにしても犬は暖房が大嫌いらしい。
雪の中でも外に居たがる。

夜になっても入ろうとしなくてどっぷり濡れているので、無理やり引っ張り込んだらえらく不機嫌だった。

歌の文句と同じだね。

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初雪?

2009年11月02日 | ぼやき

この初雪は冗談です。
10月17日の共進会を見に行ったときのふるさと村アピール館の体験コーナーのものです。

アピール館には昔懐かしい写真や展示物もたくさんあるのです。

軒先には大根たてがあって、冬中大根と芋ばっか食ってたものです。
実際、高校3年までは囲炉裏のある家に住んでたのだが、もう記憶の片隅だけになってしまった。

共進会の記事を書こうかと思っていたのだが、思ったとおり何の賞にも引っかかっていなかったので書きそびれてました。
来年こそは大臣賞目指します。

なんてうちにほんとに雪が降り出した。
明日朝は地獄を見るのかっ!

追記、お姉ちゃんの熱も下がったが、今度は学校閉鎖。えらいこっちゃ。
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でけぇ~

2009年11月01日 | 発信

嵐が来そうな天気予報だが、朝焼けはご覧のとおり。
久しぶりの紅い朝焼けでした。
天気が続くときはボヤッと霧がかかるので朝焼けにはならないのです。

津南に委託している養成球根の掘り取りが始まっていて、今日は第一便を取りに行ってきた。
品種はドナト。
でけぇ~  ほとんど選別いらずの24cm

今年は涼しい夏だったので、こんな年の球根は力が無いし、もともと輪付きの少ない品種なのででかいほど芳とします。

赤系の国産球はバイラスを発生させないようにこのまま温度変化の無い予冷庫に入れ、加湿器をかけて乾かないようにしておきます。
なるべき球根にストレスを与えないように、疲れさせないようにしておきます。
何せ、この時点で来年の栽培はもう始まっているのです。

明日からしばらく天気が悪いようなので、即パッキング。

一緒にもらってきた白菜。
さすが高原野菜で有名な津南。 でけぇ~!

去年駒を打っておいた栗の木にもうなめこが出ていた。
これで夕飯はもう決まりだね。
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