Tina Brooks (ts, 1~4)
Kenny Burrell (g)
Bobby Timmons (p, 1~4)
Roland Hanna (p, 5~8)
Ben Tucker (b)
Art Blakey (ds)
結局、ベイシーを念頭に置きつつも、「エルヴィン」や「ジャキ」に、「コロポックル」のイメージを加味したものではないか、というのが私の結論である。
私たちは同じ通りの周辺を歩いているの。私たち2人にとっては、主にジャズのためにこういう状況になったのだと思うわ。私たちは人生のジャズ側を歩いているのよ。
●今日の一枚 402●
King Crimson
Red (30th Anniversary Edition)
銭湯についての話だ。スーパー銭湯ではない。昔ながらの銭湯である。その名を「友の湯」という。震災の時の数週間は風呂に入るのが困難だった。「友の湯」は震災直前にその長い歴史を終え廃業した銭湯だったが、多くの人が風呂に入ることのできない状況の中、市から委託を受け数週間という限定で復活した。支援物資のタオルを無料で配り、身一つでいけば入ることができた。私も、その時期に世話になった一人である。「友の湯」が限定的に復活するという情報を得て、文字通り「一族郎党」を率いて入浴しに行った。多くの人でごった返す、超満員の状況であったが、そのお湯は本当にきちんと熱く、涙がでるほど気持ちよかった。停電と断水の、凍えるような3月の冷えきった身体を芯からか温めることができた。震災という特異な状況の中で、そのきちんと熱いお湯に風呂屋の気概を感じたのは私だけではあるまい。あの時の「友の湯」を恐らくは一生忘れないだろう。・・・・凍えるような3月と、きちんと熱いお湯。
今日の一枚は、プログレッシブ・ロックの愛聴盤である。キング・クリムゾンの1974年作品の『レッド』である。第一期キング・クリムゾンの最後の作品であり、ファンの間ではえらく評価の高いアルバムである。私の中では『クリムゾン・キングの宮殿』が一番だが、もちろんこのアルバムも好きだ。複雑なアレンジ、サウンドでありながら、構想や曲想が非常にシンプルなものに思える。そこに共感する。サウンドの背後に流れる不思議な叙情性に魅了される。今、② Fallen Angel が流れている。いい・・・。たまらなく好きだ。
年齢を重ねるにしたがって、どんどんプログレッシブ・ロックへのシンパシーが深まっていく。どうしたことだろう。