●今日の一枚 392●
Wes Montgomery
The Incredible Jazz Guitar
OCNブログ人の閉鎖によりgooブログに移籍して1か月となるが、データが正常に移行されたかどうかを少しずつ確認している。やはり、カテゴリ分類などで相当の不具合、混乱があるようだ。暇をみつけて少しずつ整理していかねばなるまい。ところで、その過程で「今日の一枚205」が2つあることが判明。過去のことで別にどうでもよい気もするが、何か落ち着きが悪いので、そのひとつを「392」として再アップしておきたい。
2007年9月26日にアップした記事である。実に親バカな文章で、今となっては恥ずかしい限りであるが、個人的な記録としての意味合いもあるので掲載することをお許し願いたい。
今日から小学六年生の上の息子の修学旅行である。いつもは騒がしい息子であるが、いつもいる人間がいないというのは何かしら淋しいものである。心なしか家全体がひっそりしている。
息子といえば、今週の日曜日に少年野球の大会があり、準決勝で隣の地区の強豪Mチームを7対4で破り、そのまま勢いに乗って優勝した。Mチームは県大会でもベスト4に入る強豪で、今年はこれまでに三度、県大会への代表決定戦で敗れている。特に三度目のときは最終回裏1アウトまで3対1でリードしておきながら、息子の平凡なピッチャーゴロエラーからはじまって、相手の足をからめた攻撃の前に信じられないエラーが続出し、結局ノーヒットで逆転サヨナラ負けを喫したのだった。今回の大会はローカル大会だったが、恐らくはMチームに挑戦できる最後の機会であり、悔いのないようのびのびプレイすることを確認してのぞんだゲームだった。子どもたちは、モットーの小細工はせずに打って打って打ちまくる野球を展開し、息子もチーム初得点となる柵越えホームランを放つことができた。続く決勝では息子が登板し、6対0の完封勝利をあげることが出来た。息子も初めて「最優秀選手賞」をいただき、いつになく得意顔だった。我が鈍くさい息子も努力したのだろうが、昨年秋の新人戦時にはベンチウォーマーだったことを考えれば、まったく信じられないことである。
信じられない、ということで今日の一枚は、ウェス・モンゴメリーの『インクレディブル・ジャズギター』である。
(2007年9月26日)
ウェス・モンゴメリーの1960年録音作品、『インクレディブル・ジャズギター』は、好きな作品の一つである。『フルハウス』などに比べると、ホーンが入っていないせいか、やや電気的な感じがして、ジャズ作品としては劣るような気がしないでもないが、ギター・カルテット特有の味わいがある。アップテンポの曲も悪くないが、私はこのアルバムに収められた③ムーンビームスが大好きだ。私の中では、ビル・エヴァンスのやつと並ぶ双璧といっていい。
夜、音量をしぼって聴くのがいい。日中に大きな音で聴くウェスのギターは非常に明瞭で、輪郭のはっきりした音であるが、夜に音量をしぼって聴くと、闇の中からサウンドが立ち上がってくる雰囲気を味わうことができ、まったく別の趣となる。これからの寒い季節、ホットウイスキーでも片手に、雪景色を見ながら聴いてみるなどというのも一興かもしれない。
今、⑥ In Your Own Sweet Way が流れている。・・・いいなあ。