先日、実家の倉庫を整理していたらドーナツ版レコード(45回転)十数枚を発見した。LPレコードに関してはその多くをずっと手元にキープしているのだが、シングルレコードのことはすっかり忘れていた。今回発見したのは十数枚だが、記憶ではもっともっとあるはずだ(そのうち探してみます)。レコードはロック、演歌、歌謡曲などいろいろで、自分で購入したものではないものも数多く含まれているのだが、中には懐かしいものや珍しいものも含まれていたので、何回かに分けて紹介したい。
まず、今回紹介するのは、写真の「オズの魔法使い主題歌」だ。そういえば、子どもの頃、このTV番組を見ていたのだった。私か「オズの魔法使い」という物語を最初に知ったのもこのTV番組だったような気がする。歌っているのは、もちろんシェリー……。A面は「ドロシーの恋の唄」、B面は「虹の彼方に」だ。シェリーの歌声は、今聞くと、(以外にも)透明に澄んだ美しい声だ。日本語もしっかりしている。ジャケットの外国人風の顔とアンバランスなほどである。
JAZZのスタンダードとしてよく聞く「虹の彼方に」(OVER THE RAINBOW)だが、よく考えてみると、私がこの曲に出会ったのはこのTV番組が最初だった。何と、いまでもその日本語の歌詞をしっかり覚えているのだ。いい年をして、レコードを聴きながら思わず歌ってしまった。ちょっと恥ずかしい。誰かが見ていたら気持ち悪かったに違いない。
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夜毎にみる夢は 虹の橋のデイトの夢
今日も祈る夢は 虹の橋のデイトの夢
お星様お願い 私の小さな夢
お星様きっとね 一度でいいから 聞いてよ
私の好きな人と デイトしたいの 虹の橋
(水島哲 作詞)
当時としては、斬新な試みでした。