◎今日の一枚 575◎
Charlie Haden & Jim Hall
今年は、庭の梅の花がなかなか咲かなかったが(→こちら)、私の住む街にもやっと春の足音が聞こえはじめたようだ。数個のみだが、庭の梅の花も咲きはじめた。つぼみももう少しで咲きそうな気配だ。冬にはたくさんの白鳥が見られた近くの菖蒲沢池も、今朝行ったところもう白鳥は一羽もおらず、数羽の鴨が泳いでいるのみだった。未だ風は冷たいが、日差しは柔らかになってきている。
最後の一年が始まる。この一年で定年退職だ。自分が定年退職だなんて信じられない。気力が充実していれば再任用制度を利用するかもしれないが、最後の一年は丁寧にしっかりやろうと思う。
今日の一枚は、『チャーリー・ヘイデン&ジム・ホール 』である。1990年のモントリオール・ジャズ・フェスティヴァル でのライブ録音盤である。
考えてみれば、2人ともデュオの名手である。チャーリー・ヘイデンは、キース・ジャレットやハンク・ジョーンズ、パット・メセニーなどと、 ジム・ホールはビル・エヴァンスをはじめ、ロン・カーター、パット・メセニー などと名盤として名高い作品を残している。悪い作品であるわけがない。ベースとギターのデュオということで、低域から中域がサウンドスペースを占め、安定した柔らかく優しいトーンになっている。
窓から見える青い空と春の訪れを感じさせる風景を見ながら、この作品を聴いている。心が穏やかになってくるのがわかる。
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