WATERCOLORS ~非哲学的断章~

ジャズ・ロック・時評・追憶

ニューヨーク・トリオのラブ・ユー・マッドリー

2006年07月16日 | 今日の一枚(M-N)

●今日の一枚 5●

NEWYORK TRIO      

LOVE YOU MADLY

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 3連休だというのに仕事だ。といっても普段より時間の余裕はあるが……。昨日は疲れてはやく寝てしまってら、今朝(つまり今だ)は3:00に起きてしまった。外はまだ暗い。仕方がないから仕事をすることにしたが、その前にビール(prime time)を飲みながら音楽を聴こうと思った。ビールはその日によってグラスをかえて飲むとうまい(ような気がする)。今日は数年前にキリンビールの懸賞であたったウェッジウッドの素焼きのグラスだ。なかなかいい。

 朝方仕事をする時よく聴くCDがいくつかあるが、このNEWYORK TRIOのエリントン曲集もその一つだ。なんといっても、①Star Crossed Lovers がいい。なんという繊細なロマンチシズム。なんという美しい旋律だ。もうすでにこの曲だけ3回も繰り返し聴いている。Star Crossed Loversといえば、村上春樹『国境の南、太陽の西』の中にも重要な音楽として登場する。

 NEWYORK TRIOはいいバンドだ。ビル・チャーラップ(p)、ジェイ・レオンハート(b)、ビル・スチアート(ds)と現代の若手の名手ぞろいだ。ビル・チャーラップはやはりうまい人なのだろう。スウィングしてもよし、バーラドプレイもよしだ。でもちょつと器用すぎはしないか。彼にはもっとブルースを聞かせて欲しい、本当は私はそう思っている。

 そういえば、しばらくぶりにピアノトリオを聴いた。たまに聴くピアノトリオは本当にいい。そういっている間に、CDは終わり、外は明るくなってきた。朝日だろうか、窓の外が真っ赤に燃えている。天窓をあけたら、冷たく新鮮な空気が入ってきた。

 さあ、もう仕事だ。


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