◎今日の一枚 484◎
The Beach Boys
Summer days
(And Summer Nights !!)
このところ、朝ご飯が楽しみだ。めかぶの季節だからだ。2日に一度はめかぶご飯だ。めかぶは、わかめの根側のひだ状になったいる部分だ。私の地域では細切れにたたかれて食べるばかりになっているものもスーパーで売られているが、何といっても自分で湯がき包丁でたたいて調理したものが美味い。私の家では、私が調理する。奥さんが内陸部の出身でめかぶの調理に不慣れだということもあるが、朝ごはんは結婚して以来30年弱、私の担当だからだ。昔は、湯がいてたたいたものを酢醤油で食べたが、私の家では味の素を振り、味ぽんマイルドで食べている。ご飯にかけて食べるのだ。もう最高だ。
ご飯にかけるといえば、もう一つ最高なものがある。しらすご飯である。朝茹でのしらすをご飯にのせ醤油をかけて食べるのだ。今はスーパーで買うしかないが、子どもの頃は、朝、おばちゃんが「おはようござりす。しらすようござりすか。(おはようございます。しらすはいかがですか)」といって,,朝茹でしらすを売りに来たものだ。それをボールで山盛りに買ったのだ。最近はしらすが不良だということで、スーパーでもやや値が張る。これから地物が出る季節になり、手ごろな値段になることを期待している。
今日の一枚は、ビーチ・ボーイズの1965年作品の『サマー・デイズ』である。やはり、「カリフォルニア・カールズ」は出色である。ウキウキして思わず踊りだしてしまいそうだ。「カリフォルニア・カールズ」は、村上春樹の『風の歌を聴け』で重要なポジションを占めている曲だが、私には小林薫主演の映画『風の歌を聴け』での、この曲が流れるときのアンプのレベルメータの針が揺れるシーンが印象的だ。このシーンからステレオ録音の印象があるが、実際はモノラルの疑似ステレオサウンドである。ああいうアンプのレベルメーターの針をみると、条件反射のように、いい音質で鳴っていると思ってしまう。この映画でも、あのシーンは視覚的にすごくいい音だと感じる。
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