◎今日の一枚 346◎
The Beatles
Let It Be
「五十肩」(?)が治らない。もうかれこれ1年になろうか。
それまで通っていたスイミングクラブのジムが大津波で木端微塵に流されて消滅し、しばらく運動不足だったのだが、昨年の夏ぐらいから市の体育館付属のジムに通いだした。しかし、どうもやりすぎたようだ。見知らぬ人と競い合ってしまうのだ。特に、明らかに自分より年上の、「老人」のような人が、自分より負荷の強いトレーニングをやっていたり、速いスピードで、あるいは長い時間走っていると、負けてなるものかと、ついつい無理をしてしまう。左肩の筋肉がぶつっとなって肩に違和感を感じたのはちょうど昨年の今頃からだったろうか。昨年12月ごろからは、肩を動かすと、角度によって激痛を感じるようになってしまった。涙が出るほどの激痛である。病院に行っても、「けんばんえん」といわれ要領を得ない。リハビリといいながら、ただ軽く肩を動かし、様子を見るだけの処置だった。結局、「五十肩だから、一年もすれば治る」と周囲にいわれたことばを信じ、そりまま放置している。「なすがままに・・・・」である。
※ ※ ※ ※
本当にしばらくぶりに聴いた。ザ・ビートルズの1970年リリース作品、『レット・イット・ビー』だ。制作されたのは『アビー・ロード』が最後であるが、リリースされたのはこれがビートルズ最後のアルバムということになる。ビートルズ史的には、4人が仲たがいして、グループに亀裂の入った状態のままライブレコーディンクされたものに、フィル・スペクターが手を加えて完成させたアルバムであり、これについて4人の意見が分かれて、ビートルズ解散の一因となったとされている。アルバムに統一性がなく、あまり高い評価がなされない場合が多いようである。
けれども、私は好きである。映画『レット・イット・ビー』は、確かにビートルズの分裂を記録したものであり、その意味からもアルバムに対する否定的な評価も理解できるのだが、私はやはり好きである。①Two Of Us から②Dig a Ponyへの流れは何度聴いてもワクワクするし、その後に続く③Across The Universe も佳曲である。⑥Let It Be は間奏のギターソロが何ともいえず好きだ。B面にいって、⑧I've Got a Feeling は大きなうねりを感じさせる曲だし、ストリングスを用いた⑩The Long and Winding Road はウィングスのブラスバージョンより好きだ。⑨One After 909 と⑪For You Blue をいい曲だと思ったことはないが、⑫Get Back でアルバムが終わるところはゾクゾクするほど素晴らしいと思う。
かつてはLPで聴いていたが、今日はThe Beatles BOX のCDで聴いている。サウンド的には今一つ迫力が感じられず、LPを恋しく思うが、とりあえず音量を上げてカバーすれば、それなりに聴ける。
つまらないことを書いているうちに2巡目に入ってしまった。また①Two Of Us だ。「You and I Have Memories」というところが、何ともいえずいい。
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