王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

女性救助の警察官 殉職

2007-02-13 08:58:45 | 社会
東武線事故の警察官が死亡 女性救おうとはねられる(共同通信) - goo ニュース

去る6日の夕刻 自殺願望の女性を踏切内から助けようとして瀕死の重傷を負った警察官ですが12日午後逝去されました

警視庁常盤台交番の宮本邦彦巡査部長(53)は関係者の必死の看護に係わらず意識が回復しないまま亡くなりました 壮烈な殉職です 

既にその真面目かつ優しいお人柄はマスコミの伝える所です
これまでに警察官の不祥事が連続して「警察」に対する国民の信頼が揺らいでいた時期ですから「警察」を見直す契機になった事は事実ですが「身を捨てて組織の名誉を回復」した結果になったとは何とも痛ましい思いです
謹んで哀悼の意を捧げます   合掌

老妻とも話したのですが宮本巡査部長が救出に努力したのが「自殺願望のある女性」の様で一度ならず二度も踏み切りに入り同氏の救出に抵抗しホームよりの線路に入り込んでしまった上の事故ですから何ともやり切れません せめてもの救いはこの女性は重傷で命に別状無いようです 現場の踏み切りで献花されるご家族の映像を見ました お気持ちはいかばかりでしょうか

ともあれ日本人が「お巡りさん」として心に抱いている思いを体現され殉職された宮本巡査部長に改めて哀悼の意を捧げます 有り難う御座いました

追記:
警視庁は12日付けで宮本巡査部長の二階級特進を決めました 壮烈な戦士と認定されたわけです 宮本警部としてお名前を呼ぶ事になります

共同通信:
東京都板橋区の東武東上線で線路内に入った女性(39)を助けようとして電車にはねられ、意識不明の重体となっていた警視庁板橋署常盤台交番の宮本邦彦巡査部長(53)が12日午後、都内の病院で死亡した。宮本巡査部長は、6日午後7時半ごろ、踏切から線路に進入した女性を追いかけ、東武線ときわ台駅構内で急行電車にはねられた。女性は大けがを負ったが命に別条はなかった(引用終わり)

コメント (12)
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