王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

正直ホテルマン 大金見つけ届出

2010-07-19 06:56:53 | 海外
日本客が忘れた大金返す ホテルマン、パキスタンで賞賛(朝日新聞) - goo ニュース

パキスタン北部のホテルで日本人が忘れた大金5万ドル(約435万円)をホテルの客室係りが見つけてマネージャーに届け出たそうです。
マネージャーの手配で3日後にこの大金は日本人客の手に戻った。
このそそっかしい日本人はJAIC関連の仕事を請け負っていたそうだがこんな大金歩くなんて無用心極まりないですね。

さてパキスタン人の年間平均所得をググると09年で2738ドル(約24万円)だ。
貧富の差が激しく北部のホテル客室係りのそれは半分と仮定して12万円(たまたま月1万円位だが、それでも多めな見積もりかもしれない)

さてホテルはこの客室係りに1万ルピー(約1万円、1円≒1ルピー)の賞与で報いたとある。
さてこの客が本当に日本人なら最低5%程度(2500ドル=22万円)程度の礼はして可笑しくないけど、謝礼を渡したのか渡さなかったのか? 
ホテルの賞与(特別ボーナスだろう)の意味が良く判らない?
さてこれにはおまけがある。
パキスタンの首相が「パキスタン人の評価を高めた」と褒章を決めたそうだ。
それだけ「忘れ物が出てくる事が稀な環境なのであろう」
ますます日本人がどう感謝したのか? ホテルは何故賞与を出したのか?
如何でも良いけど気になる。


朝日新聞:
【イスラマバード=五十嵐誠】パキスタン北部のホテルマンが、宿泊客の日本人が部屋に忘れた約5万ドル(約435万円)を正直に届けたことが国内で称賛の的となり、卓越した活動をした人に贈られる同国の褒章を受けることになった。

 中国国境近く、カラコルム山脈を一望できる町にあるギルギット・セレナ・ホテルの客室係イッサ・カーンさん(50)は今年5月、客室を清掃中、貴重品箱の鍵がかかったままになっているのに気づいた。マスターキーで開けると分厚い封筒が残されており、マネジャーに届けた。封筒には大金が入っていた。

 この客室に宿泊していた日本人男性はすでにチェックアウトしていたが、マネジャーが連絡を取り、3日後に返還した。男性は、日本の国際協力機構(JICA)が同国北部で行う開発計画の調査を請け負っており、現金が見つかったことにホッとした様子だったという。

 ホテルはカーンさんに1万ルピー(約1万円)の賞与で報いた。これで終わりと思われたが、「素晴らしい行動だ」とニュースになり、地元紙によるとギラニ首相が「パキスタン人の評判を高めた」と褒章を決めた。

 カーンさんは朝日新聞の取材に「決められた動作をしただけだが、光栄に思う。ほかの人もこれに続き正直な行動をとってほしい」と語った。(引用終わり)
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