辻元氏離党 「看板」失った社民、党再建の糸口失う(朝日新聞) - goo ニュース
昨日27日午前のTVニュースを見ていますと社民党福島党首は離党を断念させる説得に失敗したようでした。
一方辻元氏は午後(地元)大阪での記者会見で立場を明らかにすると語っていました。
昨日夜から今朝になってもTV各局は辻元衆院議員の決断に賛否両論です。
辻元氏は:
民社党を離党した。
今後は無所属で議員活動をする。
野党では「政策実現」が難しい。と明快に説明しています。
その心はTVの評論家が語るように:
いづれは民主党入りそして(無所属でも)政府内重要ポストの提示が有るのだろう。
いやその前に次に来る衆院選挙の地元(大阪10区)の事情--社民党の党勢衰退がある。
そしてどちらも正しいのでしょうね。
そもそも二大政党による政権交代を志向して小選挙区制度を参院選に導入したのですから少数政党は衆院選で勝ち難くなっています。
加えて社民党支持の労働組合員は激減かつ高齢化しています。
それを考えあわせれば社民党は隊列を解いてそれぞれ個人が民主党か自民党に合流してその中で主張を実現してゆかねばなりません。その点では共産党も同じと考えています。
二大政党になって「少数意見」をどうくみ上げるのかに危惧する評論家がいました。
まだまだ先の話ですがそもそも国会議員は「有権者の直接投票により国会の場に選出されてきたのですからその政治的見解は極力考慮されねばなりません」
そこで「二大政党」であれ少数政党であれ「党議拘束」なるものを掛け貴重な意見を抹殺する所に問題があります。
理想的議会運営を目指せば「議員は個別の案件毎に賛否を明らかにする権利を有し党議で拘束してはならない」とする事です。
政党助成金も初めに「政党ありき」ですが初めに「議員ありき」で議員個人に助成金が支払われねばなりません。
政党は党員から助成金に対する応分の党費を払うのが順序です。
そこで政治主張が異なるのに5名以上の党派を組むと言う便法さえ取られています。
さて辻元氏は「小泉元首相にソーリ、ソーリ」と質問を浴びせ一躍有名になりましたが、議員秘書給与のピンハネ問題で議員辞職しその後復活当選を果たした人で「一度は地獄を見ています」
今回の離党で「社民党を始め少数野党の解体の端緒をつけ自身はもう少し政権近くで政策実現を果たせばピンチはチャンスに代わります」
多数決に埋没しない清新な政治家として活躍を見せてください。
見守っています。
朝日新聞:
社民党の辻元清美衆院議員(大阪10区)は27日、大阪市内で記者会見し、離党届を提出したことを明らかにした。辻元氏は野党では政策実現が難しいことを離党理由に挙げた。知名度の高い「看板」議員の離党で、社民党は党再建の糸口の一つを失うことになった。
■広がる憶測 「衆院選の布石」「いずれ民主入り」…
「私も『総理、総理』と野党で批判の急先鋒(きゅうせんぽう)として反対を唱えたが、それだけでは日本を変えられないと思った」
辻元氏は会見で与党への強い思いを隠さなかった。社民党が政権離脱するまで、辻元氏は国土交通省の副大臣を務めており、「政権や国交省で働き、今すぐ色々なことを解決していきたいという思いが強くなった」と強調した。
今回の離党劇をめぐっては、次の衆院選への布石との見方が党内外に広がる。
約1週間前、辻元氏は親しい議員に「自分が昨年の衆院選で得た票のうち社民党票は1万5千、民主党票は8万5千。民主党が対抗馬を立てれば、私は間違いなく落ちる」と漏らしたという。前回選挙で大阪10区は、社民、民主両党の選挙協力が功を奏したが、野党の立場では選挙協力は望めないというわけだ。
辻元氏は無所属で議員活動を続ける意向だが、その去就をめぐっては「いずれ民主党入りするのではないか」との憶測が消えない。前原誠司国交相は27日の会見で「辻元氏は素晴らしい政治家。無所属になられたら、一緒の会派でともに仕事をさせていただきたい」とエールを送った。
民主党入りについて辻元氏はこの日の会見で「これから政界はどうなるか分からない。非常に流動的になる可能性もある。いま申しあげるのは非常に難しい」と述べるにとどめた。
■切り札失い、募る危機感
「これはやはり打撃ですよね。今後、元気に政策実現できる政党として頑張っていきたい」。社民党の福島瑞穂党首は27日、国会内で記者団にこう語った。
福島氏はこの日朝、辻元氏を慰留したが、辻元氏の意思は固かった。党関係者の一人は「辻元さんは闘争心の塊。小選挙区で勝ちたいとの思いが強い。離党は比例区で安全圏に身をおく福島氏への不満もあっただろう」と見る。
社民党の基礎体力は衰えるばかりだ。支持基盤の労働組合の多くが民主党支持に移り、党員の高齢化も進む。参院選比例区の得票数は、1998年437万票から今回の参院選では224万票に落ち込んだ。獲得議席は福島氏を含む2議席で、改選3議席を下回った。
辻元氏は26日夜、参院選結果について「私は危機感をもっている」と記者団に語ったが、社民党はいまのところ選挙総括や党再建の方向性を打ち出せていない。党内には「新執行部で次の選挙に臨むという議論はあってしかるべきだ。福島党首の責任論が出ない方がおかしい」(幹部)との不満もくすぶっている。
党内には社民党で当選しながら離党表明した辻元氏に対し、「冗談じゃない。離党は認めない」との批判もある。だが、次期党首候補とも目された辻元氏の離党には危機感が募る。党再生のカードを失うことで「党刷新をしなければ党はバラバラになる。危機的状況だ」(党関係者)との懸念も広がっている。
(引用終わり)
昨日27日午前のTVニュースを見ていますと社民党福島党首は離党を断念させる説得に失敗したようでした。
一方辻元氏は午後(地元)大阪での記者会見で立場を明らかにすると語っていました。
昨日夜から今朝になってもTV各局は辻元衆院議員の決断に賛否両論です。
辻元氏は:
民社党を離党した。
今後は無所属で議員活動をする。
野党では「政策実現」が難しい。と明快に説明しています。
その心はTVの評論家が語るように:
いづれは民主党入りそして(無所属でも)政府内重要ポストの提示が有るのだろう。
いやその前に次に来る衆院選挙の地元(大阪10区)の事情--社民党の党勢衰退がある。
そしてどちらも正しいのでしょうね。
そもそも二大政党による政権交代を志向して小選挙区制度を参院選に導入したのですから少数政党は衆院選で勝ち難くなっています。
加えて社民党支持の労働組合員は激減かつ高齢化しています。
それを考えあわせれば社民党は隊列を解いてそれぞれ個人が民主党か自民党に合流してその中で主張を実現してゆかねばなりません。その点では共産党も同じと考えています。
二大政党になって「少数意見」をどうくみ上げるのかに危惧する評論家がいました。
まだまだ先の話ですがそもそも国会議員は「有権者の直接投票により国会の場に選出されてきたのですからその政治的見解は極力考慮されねばなりません」
そこで「二大政党」であれ少数政党であれ「党議拘束」なるものを掛け貴重な意見を抹殺する所に問題があります。
理想的議会運営を目指せば「議員は個別の案件毎に賛否を明らかにする権利を有し党議で拘束してはならない」とする事です。
政党助成金も初めに「政党ありき」ですが初めに「議員ありき」で議員個人に助成金が支払われねばなりません。
政党は党員から助成金に対する応分の党費を払うのが順序です。
そこで政治主張が異なるのに5名以上の党派を組むと言う便法さえ取られています。
さて辻元氏は「小泉元首相にソーリ、ソーリ」と質問を浴びせ一躍有名になりましたが、議員秘書給与のピンハネ問題で議員辞職しその後復活当選を果たした人で「一度は地獄を見ています」
今回の離党で「社民党を始め少数野党の解体の端緒をつけ自身はもう少し政権近くで政策実現を果たせばピンチはチャンスに代わります」
多数決に埋没しない清新な政治家として活躍を見せてください。
見守っています。
朝日新聞:
社民党の辻元清美衆院議員(大阪10区)は27日、大阪市内で記者会見し、離党届を提出したことを明らかにした。辻元氏は野党では政策実現が難しいことを離党理由に挙げた。知名度の高い「看板」議員の離党で、社民党は党再建の糸口の一つを失うことになった。
■広がる憶測 「衆院選の布石」「いずれ民主入り」…
「私も『総理、総理』と野党で批判の急先鋒(きゅうせんぽう)として反対を唱えたが、それだけでは日本を変えられないと思った」
辻元氏は会見で与党への強い思いを隠さなかった。社民党が政権離脱するまで、辻元氏は国土交通省の副大臣を務めており、「政権や国交省で働き、今すぐ色々なことを解決していきたいという思いが強くなった」と強調した。
今回の離党劇をめぐっては、次の衆院選への布石との見方が党内外に広がる。
約1週間前、辻元氏は親しい議員に「自分が昨年の衆院選で得た票のうち社民党票は1万5千、民主党票は8万5千。民主党が対抗馬を立てれば、私は間違いなく落ちる」と漏らしたという。前回選挙で大阪10区は、社民、民主両党の選挙協力が功を奏したが、野党の立場では選挙協力は望めないというわけだ。
辻元氏は無所属で議員活動を続ける意向だが、その去就をめぐっては「いずれ民主党入りするのではないか」との憶測が消えない。前原誠司国交相は27日の会見で「辻元氏は素晴らしい政治家。無所属になられたら、一緒の会派でともに仕事をさせていただきたい」とエールを送った。
民主党入りについて辻元氏はこの日の会見で「これから政界はどうなるか分からない。非常に流動的になる可能性もある。いま申しあげるのは非常に難しい」と述べるにとどめた。
■切り札失い、募る危機感
「これはやはり打撃ですよね。今後、元気に政策実現できる政党として頑張っていきたい」。社民党の福島瑞穂党首は27日、国会内で記者団にこう語った。
福島氏はこの日朝、辻元氏を慰留したが、辻元氏の意思は固かった。党関係者の一人は「辻元さんは闘争心の塊。小選挙区で勝ちたいとの思いが強い。離党は比例区で安全圏に身をおく福島氏への不満もあっただろう」と見る。
社民党の基礎体力は衰えるばかりだ。支持基盤の労働組合の多くが民主党支持に移り、党員の高齢化も進む。参院選比例区の得票数は、1998年437万票から今回の参院選では224万票に落ち込んだ。獲得議席は福島氏を含む2議席で、改選3議席を下回った。
辻元氏は26日夜、参院選結果について「私は危機感をもっている」と記者団に語ったが、社民党はいまのところ選挙総括や党再建の方向性を打ち出せていない。党内には「新執行部で次の選挙に臨むという議論はあってしかるべきだ。福島党首の責任論が出ない方がおかしい」(幹部)との不満もくすぶっている。
党内には社民党で当選しながら離党表明した辻元氏に対し、「冗談じゃない。離党は認めない」との批判もある。だが、次期党首候補とも目された辻元氏の離党には危機感が募る。党再生のカードを失うことで「党刷新をしなければ党はバラバラになる。危機的状況だ」(党関係者)との懸念も広がっている。
(引用終わり)