王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

「すいません、吸えません」…屋内原則禁煙に店は複雑

2020-04-02 09:13:14 | 社会
昨日1日改正健康増進法が全面施行され“喫煙スペース”を除き、「(従業員が一人でもいる店の)屋内は全面禁煙になった」そうです。
浜爺は呼吸器が弱く、中学生の時に吸ってひどい目にあいましたから禁煙に関しては
「結構な世の中になって行くなー」と思っていました。
いまから20年以上も前、産業戦士だった頃、同僚の良く働く奴でしたが“なんで会社内でタバコが吸えないのかー!!”と怒っていたのを思い出しました。

そんなに昔の話でなく今年の1月末、、浜爺の散歩コースの一つ、地下鉄のセンター南駅の市営バス乗り場で朝11時前、昔風の言葉でいうと労務者風の小父さん3人がバス待ちをしながら“ろーどーしゃの権利だの人権だの”難しい話をしながら何とまあ3人が3人ともタバコを吸い散らかし、吸い殻を当たりのまき散らしていました。
浜爺は横浜ではバス停でタバコを吸うのは禁止だったよなー? とか思いながら、3人相手では勝つどころでなく逃げ切るの危ないしー? どこにそんな規則があるのか!とか凄まれても良く知らないし、不愉快に思いながら、3人のそばでバスを待っていました。
さてバスは発車数分前に着いて3人は威勢よく乗り込みましたが、なんと何とバスの運転手は厳しい口調で(多分停車場で)喫煙は駄目で、止めろと言った他(これも多分)吸い殻を拾え! と言った様です。 まあ殴り合いにでもなったらすぐ、スマホで110番を呼ぼうと構えていたんですよ! 何とガタイ良い3人はタバコの吸い殻を回収し、おとなしくバスに乗り込んだのには驚きました。

話は戻って、これまで特例で認められた小さな居酒屋、飲み屋や食堂でも禁煙の様で、新型コロナウイルス感染拡大で客足の遠のいているところ,止めの一撃になりそうです。
しかーし、長い目で見ると「肺機能に障害を与える喫煙習慣が抑制される」のは、コロナ禍とタイミングを合わせた様で、不思議な巡りあわせと思いました。

小手の居酒屋、飲み屋や食堂さん 店のセールスポウントを喫煙可から変えて頑張ってください!

写真:1日から全面禁煙にした飲食店

読売新聞:
受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が1日、全面施行され、飲食店やオフィスなどが喫煙スペースを除き、屋内は原則禁煙になった。愛煙家も訪れる店では試行錯誤が続く一方、企業では社員の禁煙を促す取り組みが進んでいる。
■「つらい」
 「たばこの煙が嫌だったというお客さんに来てもらえるのはうれしいが、愛煙家の常連さんのがっかりした顔を見ると、やっぱりつらいですね」。1日から全席禁煙にした東京都新宿区の飲食店店長(59)は複雑な表情を浮かべる。
 同店は1970年の開業以来、喫煙可能だった。約10年前、近所の喫煙所が撤去されて愛煙家がさらに増え、 厨房  ちゅうぼう  に煙が充満したため、一部禁煙化。それでも、紫煙をくゆらせる時間を楽しむ常連客らのため、全面禁煙化は避けてきた。
 店長は「壁紙にしみついたたばこのヤニは、店の歴史として残したい。今後はたばこが吸えなくても満足できる店作りに努めなければ」と気を引き締める。
■工夫様々
 愛煙家の客も多い居酒屋では、たばこを吸う人と吸わない人の「共存」を模索する取り組みが続く。
 焼き鳥居酒屋チェーン「鳥貴族」では今年3月末時点で全641店舗中32店舗が全面禁煙、55店舗が一部禁煙だったが、今月から喫煙ブースを設置した39店舗を除き全面禁煙となる。ただ、禁煙・分煙店舗は売り上げが減るとの推計もあり、担当者は「ニーズを踏まえ、ブースの設置を随時検討したい」と話す。
 全国約80店舗の半数近くが分煙となる「串かつでんがな」は飲食可能な「加熱式たばこ席」を8店舗に設ける。同法は喫煙スペースでの飲食を禁じるが、加熱式たばこ専用のスペースは対象外のためだ。「食べながら吸える場所があり、助かる」などの声も寄せられているという。
■企業でも
 社員の禁煙を様々な方法で促す企業も増えている。
 2011年に「就業時間内禁煙」を就業規則に盛り込んだ製薬大手ファイザーは、その後、違反を繰り返すと「罰則」を科す指針も示し、社員の喫煙率は19年時点で1・6%まで低下。担当者は「社員の健康は会社の強みにもなる」と語る。
 ロート製薬では、18年に13%だった社員の喫煙率が、昨年末時点で1・3%に減った。禁煙希望者を応援した社員に食堂のドリンクチケットなどをプレゼントしたり、非喫煙者に年間6000円相当の「社内通貨」を付与したりする取り組みが功を奏したという。
 禁煙に取り組む約30の企業などで作る「禁煙推進企業コンソーシアム」の米田哲郎事務局長は「喫煙者を否定し、孤立させるのではなく、『たばこをやめたい』という人を後押しする企業が多い。法施行を機に、こうした取り組みはさらに進むのでは」と話す。

◆改正健康増進法
 他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防ぐため、2018年に成立。昨年7月から学校や病院、役所などが敷地内禁煙となり、今月から飲食店やホテル、公共交通機関などが原則屋内禁煙となった。ただ、▽中小や個人経営▽客席面積が100平方メートル以下――などの小規模飲食店は当面喫煙できる。厚生労働省の推計では、規制対象外の飲食店は全体の55%程度という。(引用終わり)

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