５大銀の純利益、過去最高＝７７％増、与信費用が大幅減―９月中間

１５日発表された５大銀行グループの２０２１年９月中間決算が出そろったそうです。

純利益の合計は前年同期比７７．４％増の１兆８１５０億円と３年ぶりに増加となり、現在の５大銀グループ体制になった１１年度以降で最大だった１８年９月期の中間決算１兆６９６４億円を超え、過去最高となったと有ります。

政府や金融機関の資金繰り支援による企業倒産の減少で、貸し倒れに備えた与信関係費用が減少した事が幸いした様です。低金利時代が続く中でどこまで過去最高と謳っていられるのでしょう？　みずほは「システム統合の不具合」を厳しく問われています。冷たい目をしてコロナ禍以降の経営を見守っていきます。

時事通信社：

三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループなど５大銀行グループの２０２１年９月中間連結決算が１５日、出そろった。純利益の合計は前年同期比７７．４％増の１兆８１５０億円と、３年ぶりに増加。現在の５大銀グループ体制になった１１年度以降で最大だった１８年９月中間期の１兆６９６４億円を超え、過去最高となった。

　政府や金融機関の資金繰り支援による企業倒産の減少で、貸し倒れに備えた与信関係費用が減少。新型コロナウイルス感染症の営業面への影響も薄れ、５グループすべてが増益を確保した。三菱ＵＦＪは持ち分法適用会社の米モルガン・スタンレーの収益貢献もあり、過去最高益を更新。亀沢宏規社長は「堅調な決算だった」と語った。

　２２年３月期通期の純利益予想は三菱ＵＦＪ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの３メガバンクグループがそろって上方修正。ただ、「コロナ感染再拡大への懸念や経済回復ペースの鈍化など、先行きには不透明感が残存している」（みずほの坂井辰史社長）などと、各社とも下期の慎重姿勢を崩していない。　

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