王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

9日 セブン買収案巡り応酬=カナダ社「協議拒否に遺憾」

2024-09-10 11:42:49 | ビジネス
すでに8月の半ば過ぎから話題になっていることですがカナダのコンビニ大手「アリマンタシォン・クシュタール」が7&アイホールディングに対しTOBの申し入れをおこなったそうで、同19日には7%アイの株価がストップ安になったそうで(もしその株価で買値を評価すると5兆6千億円になったそうです。
しかし「ブン&アイは特別委員会で内容を精査。今月6日買収額が企業価値に見合わない上、両社が店舗展開する米国で独占禁止法違反を避ける対策について説明が不十分だとして、賛同できないと回答した」と報じられました。
すると「8日アリマンタシォンは「友好的な協議すら拒否したことを遺憾に感じる」と批判。引き続き買収に意欲を示しており、次の動きに注目が集まっている」となかなか諦める様子が見えません。
仮に更なるTOBをすると仮定した場合8兆円規模の投資が必要だとか。
一般的に「TOBを仕掛けられる側は(日本国内で)それなりのブランドネームなり業界で優秀な技術、機能を持っているが、大震災やコロナ禍孫田の事情で資金繰りに苦しんでいる企業が多いようです。
「セブン&アイ」について素人が見れば、投資ファンドが株主の上位を占め2023年の株主総会」では経営陣の総取り換え」が提案されています。しかし創業者の鈴木敏文氏(現名誉会長)の日本に於ける「コンビニ展開に異議を感じている」影響下で簡単に創業者利益が出るなら「身売りするか」となるかは見守らなければいけません。

写真:セブン&アイ・ホールディングス(写真左)とカナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールのロゴマーク(AFP時事) 

時事エクイティ:
セブン&アイ・ホールディングスが、同社の買収を狙うカナダのコンビニエンスストア大手アリマンタシォン・クシュタールと激しい応酬を繰り広げている。「当社の価値を著しく過小評価している」と拒むセブン&アイに対し、アリマンタシォンは「友好的な協議すら拒否したことを遺憾に感じる」と批判。引き続き買収に意欲を示しており、次の動きに注目が集まっている。
 アリマンタシォンは7月下旬ごろ、セブン&アイに全株式を現金で取得する6兆円規模の提案を持ちかけた。セブン&アイは特別委員会で内容を精査。今月6日、買収額が企業価値に見合わない上、両社が店舗展開する米国で独占禁止法違反を避ける対策について説明が不十分だとして、賛同できないと回答した。
 これに対し、アリマンタシォンは8日に声明を発表。米独禁法上の問題については「当局の承認を得るために必要となる場合には、事業の切り離しも検討」する考えを示した。買収資金に関しては「現金で実施するだけの十分な余力がある」と自信をみせたが、「提示額の低さ」への言及はなかった。
 セブン&アイは9日、この声明にすぐさま反論。適切な案が示されれば協議に応じる用意はあるとしつつも、現状では「実効性の伴う議論を行うだけの根拠・材料を提示していない」と切り捨てた。同社は「長期戦にもつれ込む可能性もある」(関係者)と想定しており、今後、攻防は激しさを増しそうだ。  
(引用終わり)

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