表題は9日「少数与党における森山幹事長の手腕を褒めている」読売の報です。
【少数与党下で自民党ナンバー2として国会運営を切り盛りする森山幹事長が存在感を増している。豊富な国会対策の経験を生かし、先の臨時国会では2024年度補正予算や政治改革関連3法の「軟着陸」に貢献した。通常国会では参院選を控え、野党が攻勢を強めるのは必至で、森山氏の政治手腕が問われる場面が続きそうだ】と読売が報じました。
『補正・政治改革は「軟着陸」幅広い人脈』と補足されています。
従来型の自民党のやり方を踏襲るにはこのやり方が必要なのでしょう!
石破首相は「事実上か意図的かは不明ですが、総裁選立候補前と態度を変え”政治改革”には明快な方針を示していません」。
より厳しい「政治改革」には野党の協力が必要ですが「最大野党の立憲民主党も3月までは様子見」の様です。トランプ新政権が日本に「何を言ってくるか判らない時に、先走って態度を決める必要も有りません。
その石破首相は「9日佳子夫人同伴でマレーシアとインドネシア歴訪に出発しました。
写真:自民党熊本県連の会合であいさつする森山幹事長(8日、熊本市で)=鷹尾洋樹撮影 【読売新聞社】
読売新聞オンライン:
少数与党下で自民党ナンバー2として国会運営を切り盛りする森山幹事長が存在感を増している。豊富な国会対策の経験を生かし、先の臨時国会では2024年度補正予算や政治改革関連3法の「軟着陸」に貢献した。通常国会では参院選を控え、野党が攻勢を強めるのは必至で、森山氏の政治手腕が問われる場面が続きそうだ。
補正・政治改革は「軟着陸」
幅広い人脈
「各党の意見もしっかり聞き、できるだけ多くの会派の理解をいただきたい」
森山氏は8日、熊本市内で記者団にこう述べ、25年度予算案の年度内成立に向け、野党との合意形成に注力する考えを示した。
臨時国会では、政策ごとの連携を野党に呼びかけた。国民民主党とは「年収103万円の壁」見直し、日本維新の会とは教育無償化の実現に向けた協議体の新設で合意し、両党から補正予算への賛成を取り付けた。立憲民主党の修正要求を受け入れて国民民主を揺さぶる老練さも見せ、自民幹部は「森山マジックだ」と表現した。
派閥の政治資金問題では、旧安倍派内で衆院政治倫理審査会への出席に否定的な議員が多い中、派中枢だった萩生田光一・元政調会長との調整に乗り出し、関係議員全員の出席にメドをつけた。党による8億円の寄付も主導し、石破首相(自民総裁)は「森山氏のおかげで自民は何とか持ちこたえている」と全幅の信頼を寄せる。
党国対委員長を歴代最長の4年2か月余り務めた森山氏の武器は、幅広い与野党の人脈だ。立民の安住淳・衆院予算委員長もその一人で、森山氏は7日の記者会見で、安住氏の臨時国会での委員会運営を「大臣だけでなく、省庁の責任ある人にも説明を求めていた。重ねることが熟議の国会になっていく」と持ち上げてみせた。
対決ムード
ただ、参院選を前に、対決ムードが高まる通常国会は、一筋縄ではいかなそうだ。「103万円の壁」を巡る協議の成り行き次第では、国民民主が25年度予算案に反対したり、内閣不信任決議案に同調したりする可能性もある。
野党にも見せ場を作りつつ妥協点を探る森山氏の手法には、「言いたい放題の野党に譲りすぎ」(自民ベテラン)との批判がつきまとう。森山氏は8日、熊本市内で行われた党会合で「財源の裏付けのない話はしてはいけない」と指摘し、財政規律の緩みを懸念する党内の声を代弁した。
衆院選の大敗や、非公認候補が代表を務める自民支部に2000万円が支給された問題では、森山氏の責任を問う声も党内に根強く残っており、参院選に向け、挙党態勢を築けるかどうかが課題となる。
(引用終わり)
補正・政治改革は「軟着陸」
幅広い人脈
「各党の意見もしっかり聞き、できるだけ多くの会派の理解をいただきたい」
森山氏は8日、熊本市内で記者団にこう述べ、25年度予算案の年度内成立に向け、野党との合意形成に注力する考えを示した。
臨時国会では、政策ごとの連携を野党に呼びかけた。国民民主党とは「年収103万円の壁」見直し、日本維新の会とは教育無償化の実現に向けた協議体の新設で合意し、両党から補正予算への賛成を取り付けた。立憲民主党の修正要求を受け入れて国民民主を揺さぶる老練さも見せ、自民幹部は「森山マジックだ」と表現した。
派閥の政治資金問題では、旧安倍派内で衆院政治倫理審査会への出席に否定的な議員が多い中、派中枢だった萩生田光一・元政調会長との調整に乗り出し、関係議員全員の出席にメドをつけた。党による8億円の寄付も主導し、石破首相(自民総裁)は「森山氏のおかげで自民は何とか持ちこたえている」と全幅の信頼を寄せる。
党国対委員長を歴代最長の4年2か月余り務めた森山氏の武器は、幅広い与野党の人脈だ。立民の安住淳・衆院予算委員長もその一人で、森山氏は7日の記者会見で、安住氏の臨時国会での委員会運営を「大臣だけでなく、省庁の責任ある人にも説明を求めていた。重ねることが熟議の国会になっていく」と持ち上げてみせた。
対決ムード
ただ、参院選を前に、対決ムードが高まる通常国会は、一筋縄ではいかなそうだ。「103万円の壁」を巡る協議の成り行き次第では、国民民主が25年度予算案に反対したり、内閣不信任決議案に同調したりする可能性もある。
野党にも見せ場を作りつつ妥協点を探る森山氏の手法には、「言いたい放題の野党に譲りすぎ」(自民ベテラン)との批判がつきまとう。森山氏は8日、熊本市内で行われた党会合で「財源の裏付けのない話はしてはいけない」と指摘し、財政規律の緩みを懸念する党内の声を代弁した。
衆院選の大敗や、非公認候補が代表を務める自民支部に2000万円が支給された問題では、森山氏の責任を問う声も党内に根強く残っており、参院選に向け、挙党態勢を築けるかどうかが課題となる。
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