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比叡山延暦寺「大書院」特別拝観と天台薬師の池「びわ湖」遊覧
写真は、根本中堂
引き続き「京都定期観光バス」の第3弾ですが、今日で最後です(笑)。
今回は比叡山延暦寺。
以前から延暦寺の大書院に行きたかったのですが、なかなかチャンスがありませんでした。
それを知っていたWAN師匠が、僕に教えてくれました。
内容は、バスで延暦寺の根本中堂→延暦寺会館で精進料理→大書院→琵琶湖をミシガン(大型客船)で遊覧の7時間コース!
その時WAN師匠は、「大書院も入っていますが、余計なものが多すぎますよね・・・。それに13,000円もするし。」と”一応報告した感”が漂っていました・・・が・・・僕は既に本気でした(笑)。
そこで考えました。
1人で行ってもいいが、大書院以外は別角度で楽しむ手もあるなと・・・。
そこでアマデウス会員へメールで一斉送信しました。
題して
「大人の遠足。延暦寺 大書院とミシガン遊覧に行きませんか?」
的な案内にしました。
つまり大書院だけはガチですが、あとはみんなでワイワイ楽しむスタンスで案内しました。
するとこの13,000円という決して安くはないツアーに僕を除いて5名もの希望者がおられました!
さすがアマデウス会!ってところですね(笑)。
開催日程は、7/1~8/31の土日休日(但し7/6、7/27、8/3、8/4、8/5、8/25は運休)で、1日24名限定です。
京都駅に10:20集合で、17:30頃解散の予定。
料金は前述のように1人13,000円です。
我々がいつ行くかはナイショですが、僕の性格を考慮すれば自明です(笑)。
こういうほとんどレクリエーションも、たまにはいいかなと思う今日この頃です(笑)。
だっていい大人同士で”遠足”なんてなかなか行かないでしょう。
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藪内家 燕庵2 燕庵 須弥蔵
写真は、由緒書き
腰掛待合に入ります。
ここは腰掛がL字になっており、割腰掛といわれます。
向かって右手は2人掛けぐらいでやや高く、左手は5人掛けぐらいでやや低くなっています。これは右手が貴人席で、左手が相伴席であり、当時の武家社会に配慮した仕様です。
前には中露地が拡がります。
中露地の中央には大きな飛び石“三ツ小袖石”があります。
小袖3つと交換で利休から譲り受けた石だそうです。
またこの奥右手に“雪の朝(あした)”という足利義政遺愛の燈籠もあります。
猿戸から奥が内露地です。
足元には約5mの細長い石、延段(のべだん)と、これに平行して大小の飛び石が並べられ石畳を形成しています。このような左右非対称を、織部は好んだそうです。
そして右に曲がると燕庵が現れます。
剣中紹智が古田織部から譲り受けた茶室です。
燕庵の屋根は萱葺きの入母屋ですが、これも複雑な形をしています。
燕庵の板額は3代目の模刻ですが、初代のは村田珠光の筆です。
内部は中央に3畳の客座、奥に台目の点前座、そして手前には一畳の相伴席があります。
これも武家社会に配慮した仕様です。
突上天井に窓が8つもあるので、明るめのお茶室です。
処々に織部の好みが反映されています。
燕庵の隣に紅殻の建物が見え、これが前述の茶室 須弥蔵(すみぞう)です。
三畳のお茶室で内部も紅殻で真っ赤です。
さらに点前座の畳が台形になっていて個性的です。
これは蛤御門の変で全焼した際に西本願寺から送られたものです。
そして露地庭園から緝凞堂に戻り終了でした。
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