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2013 5/15の拝観報告(藪内家 燕庵)
写真は、カキツバタの主菓子
5/12のお話の続きは明日に持ち越して、今日のお話です。
本日は午前中休暇を取っての拝観日。
葵祭もガン無視で(笑)、平日の午前中に休みを取ってまで行ってきたのは、「藪内家 燕庵(やぶのうちけ えんなん)」です。
JEUGIAカルチャーセンターの企画で「藪内家燕庵見学とお食事会」という企画があり、ごんぎつねさまに教えて頂きました。
燕庵見学だけなら5000円、新阪急ホテルの美濃吉での食事も行くと7800円でした。
僕は午後から仕事に戻らなくてはいけないので見学会だけにしました。
事前に聞いてはいませんでしたが、アマデウス会員も数名いらしていました(諸事情により誰かは割愛)。
詳細は今後の本編で掲載するので、今回の流れと感想だけ。
10:30に表門から入り、一番大きな緝凞堂(しゅうきどう)に入ります。
ここで呈茶がありました。
主菓子は、末富さんのカキツバタを模したもの。
うっすらとグラデュエーションのついた紫色がきれいです。
一服頂いたのち、露地に降りて、
雲脚(茶室)→腰掛待合→中露地→内露地→燕庵→須弥蔵(茶室)
と見学して緝凞堂に戻りました(藪内家のHPに内部の地図があります)。
すべて露地庭園から中を見学する方式です。
僕はジヘイ派なので小川の流れる広々とした池泉回遊式庭園も好きですが、それと同じぐらい狭い敷地のなかに静寂の空間を演出する露地庭園も好きなんですね(笑)。
何度も書いていますが、まさに”市中の山居”です。
今回も堪能させて頂きました。
三千家のお茶室すべてに行っているので、是非ここも生きたかったですし、それぞれに特徴があって面白いですね。
そして最後に、今回初めて”ごんぎつね”さまにお目にかかりました。
30代の男性となるとお互い自然に対象は絞られます(笑)。
燕庵を出てからいろいろお話しましたが、アグレッシブに探究されていますね。
またいろいろ教えてくださいね。
本日はこの講座を教えて頂き、誠にありがとうございました。
アンケートを実施しています。
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萬福寺5 宝蔵院(宇治散策13)
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写真は、収蔵庫の外観
萬福寺の塔頭で、一切経の版木が有名です。
アクセスは、総門を出て右折し約100m進んだ右手に表門があります。
通常から拝観可能で、拝観時間は10:00~16:00と書いていますが、実際に開くのは10:30頃です。
表門を入り階段を上り、左手に進みます。
そして奥にある鉄筋コンクリートの収蔵庫に入ります。
ここには鉄眼禅師の発案で仏経典の集大成として、お経を彫った6万枚の版木が保管されています。
これらは重要文化財です。
拝観料は300円と記載していますが箱も何もないので、玄関のテーブルの上に置いておきました。
2階に上がるとそこは薄暗い版木の収蔵庫で、無数の版木が置かれています。
圧倒的な数です。
版木の中には印字面が見えているものもありますが、非常に細かい文字がきれいに吉野桜に彫られています。
収蔵棚の1番奥左手で刷り師の方が気配なく!?作業をされています。
気配がないので、知らないと驚くでしょう。
この方から由緒書きを頂きました。
3階にも同じように版木が保管してあるのと、鉄眼禅師像と韋駄天像もお祀りしてありました。
2014/10/31~11/9の非公開文化財特別公開では本堂も公開されました。
表門の正面の玄関から入ります。
玄関を入ると玄関間の奥に畳の客間があり、左手の本堂に進みます。
本堂の奥には数段の階段の上に本尊の釈迦如来像、右手には初代住職の鉄眼禅師像、左手には2代目住職の宝洲道聡禅師像が、
階段の下右手に地蔵菩薩像、左手に毘沙門天像がお祀りされています。
本堂には宝蔵院縁起や大蔵経請去総牒などが展示されていました。
またここの欄間には、版木がはめ込まれていました。
寺そば(ヴィーガンラーメン)
2022年10月から木金土の11:00~14:00に、玄関を入った客間でオリジナル精進ラーメンを頂けるようになりました。
1日30食までで、1杯600円。
動物性食材を一切使用せず、植物性食材だけ使用しています。
四季でスープが変わり、春は淡いしょうゆ味、夏は塩味、秋は濃口しょうゆ味、冬は味噌豆乳味(カルボナーラ風)です。
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