葉の落ちる月「葉落月(はおちづき」が転じて「葉月」と呼びます。現代感覚では葉が生い茂る様子を思い浮かべますが、旧暦では七月から秋に入るため、秋真っ盛りだったといいます。
近年三重県下では水稲や大豆を害するミナミアオカメムシの発生警報が出されていて、農家の方は駆除に追われているといいます。ミナミアオカメムシはホームベース型の体に台形の頭がついた典型的なカメムシの体系で鮮やかな緑色をしています。幼虫時には暗褐色成長する過程で次第に緑がかるといいます。
ミナミアオカメムシは昭和50年代までは九州南部や四国南西部のごく一部にのみ生息し、九州北部以降はよく似た体系のアオクサカメムシが広く分布していて両種は住み分けられると考えられていましたが、平成十九年頃には伊勢平野においてもミナミアオカメムシの発生が確認されています。その後北上し重要害虫に指定されています。
稲の害虫の北進をもってしても地球温暖化がわかるといいます。
明日で葉月も終わりを迎えます。
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