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印象に残ったものとして、阪神淡路大震災以降生まれた、「クロスロード」という概念。震災時の混乱から無理難題が生じ、対応するためサポート活動への設問が出来たそうです。「クロスロード」とは、「分かれ道、岐路」のことで、重大な決断を意味します。またクロスロードに正解はなく、議論し、相手を理解し、共感することに重点をおいています。
例題として、自治会長が80代の独り暮らしの男性の家を訪ねて、様子を見に行った際、昨日からの新聞がたまっ
ていて鍵は開いていたら、直ぐに中に入って確認するか、それとも誰かに連絡しますか。という問題について議論します。人命救助の観点で考えれば直ぐに中に入ります。一方事件や事故の観点から見れば、少なくとも誰かを呼び複数で確認するほうが、安全だといいます。
正解はないそうです。考えさせられる問題が社会福祉の現場にはたくさんあるそうです。なかなか自分で出来ることは少ないですが、心に響いたのは「一人の百歩より、百人の一歩」という言葉です。
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