皿尾城の空の下

久伊豆大雷神社。勧請八百年を超える忍領乾の守護神。現在の宮司で二十三代目。郷土史や日常生活を綴っています。

ハッピーバレンタイン!

2018-02-14 20:21:43 | 物と人の流れ
今日2月14日はバレンタインデー。
スーパーやCVにとっては手頃で貴重なイベントだ。生鮮品と比べ、加工食品は嗜好の変化が大きく、また昔とは贈る理由も全く変化してきている。
バレンタインの経済効果は約1300億。(ラジオで聞いた)大手スーパーの年商とほぼ同じだ。また品目で言えば、トイレットペーパーの年間売上と同じらしい(例えがよく分からない)
今年はオリンピックの影響で、前年比▲6%。テレビ視聴率が上がると、外出率が下がり売上が下がるらしい。もっともらしく聞こえるが、誰が検証するのだろうか?
恵方巻にしてもバレンタインにしても企画としては曲がり角を迎えつつあるとラジオの経済評論家は話を結んだが、販売の現場では、相変わらず前年を上回る売上を求めらる。やはり売り手の工夫次第。家ではおかげさまで手作りガトーショコラを頂くことができた。
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節分に福茶を

2018-02-03 22:55:00 | 食べることは生きること

節分といえば今ではすっかり恵方巻が定着し、CVやスーパーでは一大イベントとなっている。起源については、諸説あるようで、一概には言えないが少なくとも北関東で私が子供の頃にはこうした恵方を向いて太巻き寿司を食べる習慣はなかったと思う。
あったのは豆まきと福茶。神社と家それぞれ豆をまき、歳の数だけ豆を入れて、梅干しと一緒に飲むのが福茶。福茶の起源は平安時代の空也上人という高僧が福茶を入れて、病人をなおした話に由来するらしい。無病息災を祈る習わしだ。
節分の後には初午を迎える。旧暦だと三月になるが、新暦の節分過ぎて最初の午の日にやるのが最近の流れ。
最近では惣菜業界が、初午に願いの数だけいなり寿司を食べようといった販促をかけている。そんにいなり寿司をたべるのもどうかと思うが、これは福茶の歳の数だけ豆を入れるという風習からきているような気がしている。
文化や風習も時代と共に変化する。商売上手は何かにつけて売るテーマを考える。商いは工夫することで進化していくものだろう。
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連絡ノートに思いを寄せて

2018-02-01 22:28:13 | 生活
小学校の連絡ノート。宿題や持ち物、学校からの連絡が丁寧に綴られている。六年生の長女の文字はとても綺麗だ。細かいことまできちんと書かれている。几帳面過ぎて性格が尖り始めたのが心配の種。
保育園、幼稚園と連絡ノートはあった。読む一方ではなく、気づいたことはこちらからも書くようにしてきた。明日は雪のなか、中学校の見学会。少し緊張しているようだ。自分もそうだった。「あー行きたくない…」とこぼしている。大丈夫、すぐに慣れるよと言ってやるが、親の励ましなど役に立たないことはわかっているつもり。
その旨、意味もなく連絡ノートに書いている。六年間の連絡ノート。あとひとつきほどで終わりを迎えてしまう。
また少し自分の手を離れていくのを寂しくも、実感している。
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