難波をほっつき歩いていると、こんな居酒屋が。
「海鮮居酒屋 てんびんぼう」と云う。
いかにも勢いのある、ウマそうな居酒屋だ。
店の前には、ランチメニュウを掲げるこんな立て看板が。
定食が680〜780円で並んでいるが、貼り紙に隠れて見えない
「サービスランチ 500円」
を私は見逃さなかった。
貼り紙があるという事は、今は有りませんと言う事なのか?
いや、コレは一期一会だ。ないならないで、他の定食にしよう…
おもむろに席に陣取る。
卓上には、海鮮居酒屋らしいグランドメニュウの数々。
うっ、禁酒を解くまであと1ヶ月以上ある私には、あまりにも悩ましい…
と思わせるほどに、そそるメニュウがズラリと並ぶ。
実は、居酒屋が赤字覚悟で安いランチを出すのは、このようにグランドメニュウを見せるためのエサなのだ。
はて、どんなサービスランチなのか…
ついに、そのサービスランチ500円が姿を現す。
おぉ、コレはなかなかスゴいではないか。
私も数々のワンコインランチを食べて来たが、コレはおそらく最強レベルだ。
せっかくなので、おかずをアップで。
大きな鶏の唐揚げ2ケ、焼き鯖、サラダも2つに分けてキャベツ、ハム、トマト、きゅうり、ゆで卵が添えられている。
そしてこの刻みキャベツが、弁当の「高さの演出」に見事に貢献している。
会席料理の基本は「山水盛り」すなわち向こうを高く、手前を低くと高低差を付けて盛るのだが、キャベツが山水盛りを演じつつ栄養のバランスにも貢献している。
そして手前左には、イカ下足の煮付け。
コレだけでも、夜に来れば付き出しで300円取られてもおかしくない。
さらに、しじみがたっぷり入った味噌汁まで。
コレは、前の日に飲み過ぎた人には最高だ。
味はもちろん、非の打ち所がない。
唐揚げは揚げたて、鯖は焼き立て。どちらも仮に昨夜の残り物であったとしても、直前に火が入っているので全く問題ない。
そして嬉しいのは、いわゆるチェーン感、セントラルキッチン感が全くない事だ。
「全てこの店で作りました」
というのがよく分かるのである。
安く食べられるチェーン店は、味噌汁なんて味噌を湯で溶いたところにカットねぎを入れただけ。焼き魚も焼かれて冷凍されたのを温めただけ、というのがわかってしまう事もしばしばあり、哀しくなるのだがここは一切それがない。
安いのに、隅々まで手の入った素晴らしいランチであった。
酒解禁のあかつきには必ず夜に来る事を心の中で誓いつつ、店を後にしたのであった…
「海鮮居酒屋 てんびんぼう」と云う。
いかにも勢いのある、ウマそうな居酒屋だ。
店の前には、ランチメニュウを掲げるこんな立て看板が。
定食が680〜780円で並んでいるが、貼り紙に隠れて見えない
「サービスランチ 500円」
を私は見逃さなかった。
貼り紙があるという事は、今は有りませんと言う事なのか?
いや、コレは一期一会だ。ないならないで、他の定食にしよう…
おもむろに席に陣取る。
卓上には、海鮮居酒屋らしいグランドメニュウの数々。
うっ、禁酒を解くまであと1ヶ月以上ある私には、あまりにも悩ましい…
と思わせるほどに、そそるメニュウがズラリと並ぶ。
実は、居酒屋が赤字覚悟で安いランチを出すのは、このようにグランドメニュウを見せるためのエサなのだ。
はて、どんなサービスランチなのか…
ついに、そのサービスランチ500円が姿を現す。
おぉ、コレはなかなかスゴいではないか。
私も数々のワンコインランチを食べて来たが、コレはおそらく最強レベルだ。
せっかくなので、おかずをアップで。
大きな鶏の唐揚げ2ケ、焼き鯖、サラダも2つに分けてキャベツ、ハム、トマト、きゅうり、ゆで卵が添えられている。
そしてこの刻みキャベツが、弁当の「高さの演出」に見事に貢献している。
会席料理の基本は「山水盛り」すなわち向こうを高く、手前を低くと高低差を付けて盛るのだが、キャベツが山水盛りを演じつつ栄養のバランスにも貢献している。
そして手前左には、イカ下足の煮付け。
コレだけでも、夜に来れば付き出しで300円取られてもおかしくない。
さらに、しじみがたっぷり入った味噌汁まで。
コレは、前の日に飲み過ぎた人には最高だ。
味はもちろん、非の打ち所がない。
唐揚げは揚げたて、鯖は焼き立て。どちらも仮に昨夜の残り物であったとしても、直前に火が入っているので全く問題ない。
そして嬉しいのは、いわゆるチェーン感、セントラルキッチン感が全くない事だ。
「全てこの店で作りました」
というのがよく分かるのである。
安く食べられるチェーン店は、味噌汁なんて味噌を湯で溶いたところにカットねぎを入れただけ。焼き魚も焼かれて冷凍されたのを温めただけ、というのがわかってしまう事もしばしばあり、哀しくなるのだがここは一切それがない。
安いのに、隅々まで手の入った素晴らしいランチであった。
酒解禁のあかつきには必ず夜に来る事を心の中で誓いつつ、店を後にしたのであった…