ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

お願いです。京都に来ないで下さい。

2019-11-12 20:00:00 | 思うこと
これから1ヶ月あまり、京都は一年中で最も賑やかな紅葉のシーズンを迎える。
が、いわゆるオーバーツーリズムの問題は年を追うごとに深刻化するばかりだ。
観光地に近い嵯峨・嵐山・東山界隈の住民はもちろん、市内の幹線道路は土日ともなるとほぼマヒし、日常生活が困難だ。 もちろん公共の交通機関の混みっぷりもひどい。

京都駅の新幹線と奈良線の乗り換えは近く、奈良線は通天橋で有名な東福寺や世界的にも通年で人気の伏見稲荷大社を沿線に持つため、積み残しはもちろんホームにさえ近づけないほどになる。
京都と奈良を結ぶ快速・みやこ路快速もこの時期は稲荷駅に臨時停車するが、乗降に時間がかかるため到達時間はかなり遅れる。

また清水寺や八坂神社、修学院方面へのアクセスには京阪が便利なためJRと京阪の乗り換え駅でもある東福寺は、あの細いホームからして命の危険を感じる。
観光で食べている京都の者がそのような事を申し上げるのは罰当たりと言われても仕方ないが、京都という街はそれほど多くのお客様をお迎え出来る土地では到底ない。

お越しになられた方からおわかりいただけるかと思うが、まず道が細く狭い。
観光地は市内周辺部に点在しており、またインフラは壊滅的に未発達だ。
「掘ったら、何か出てくる」街のため、地下鉄もタテとヨコしかない。
観光で食べている人達の商売を妨害するつもりは毛頭ないが、彼らのキャパも限界を遥かに超えている。
 ホテルの部屋数からして、全く足りていない。
充分なおもてなしが出来ないのが分かっているだけに、彼らも心苦しいのではなかろうか。

 地下鉄路線の拡大が望めないなら、それこそ京都ナンバー以外の自家用車を京都南IC・京都東ICの出口で締め出し完全パークライドにするぐらいしか緩和策はないが、それも望めないなら出来るだけこの時期の京都観光はお控えいただきたい。
皆さんの街の寺社仏閣で観る紅葉も、きっと素晴らしいと思います…