ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

「銀河」復活より、昼行特急「こだま」の復活を望む。

2019-11-21 20:00:00 | 鉄分の多い話
今朝の新聞記事。


なんと、かつて東京〜大阪の寝台急行として人気を博し、10年ちょっと前に惜しまれつつ廃止になった「銀河」の名が、来春にも京都〜出雲市を結ぶ夜行特急として復活する事が発表された。

嬉しいのはその価格設定で、座席なら乗車券と特急料金だけで乗れるため、1万円少々で京都から出雲市へ行ける。
私などは昔、新潟行き「きたぐに」や大阪と山陰を結ぶ「だいせん」、さらに長崎へ行く時も敢えて14系座席車を選んだように、寝台車と座席車を並結していた時は絶対に座席車だったため、嬉しい限りだ。

今はいわゆるブルートレインが全廃され、寝台定期列車としては「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」だけになってしまったのだが、どちらも入手困難なほどに鉄道ファンの人気は高い。
今は速く着くなら飛行機、安く着くなら夜行バスに2極化し、さらにLCCの登場で余計に寝台列車の出る幕はなくなってしまった。
それだけに「サンライズ」は寝台列車好きの鉄道ファンの渇望を独りで満たしている感がある。
この「新・銀河」も、間違いなく人気になるであろう。

しかしここからは単なる私の妄想だが、鉄道ファンが本当に待ち望んでいるのは東海道・山陽の昼行特急、もしくは急行ではないのか。

ご存知のように、東海道新幹線はあれだけの本数を誇りながら常に混んでいる。
その混雑緩和のために本数増が望めないのであれば、昼行特急をバンバン走らせればよい。

東海道新幹線は1964(昭和39)年、東京五輪に合わせて開業したが遡ることその6年前である1958(昭和33)年、東京〜神戸を結ぶビジネス特急として「こだま」はデビューした。
コレが、ネットに落ちていた「こだま」のダイヤ。

…なんと夢のあるダイヤだろうか(笑)。
朝は東京駅で「チキン弁当」か崎陽軒の「シウマイ弁当」を買って乗り、昼前になったら名古屋駅から乗り込んだ車内販売で「うなぎ弁当」や「味噌かつ弁当」が食える(笑)。
速さは新幹線に任せて、ひたすら旅情を求める人には昼行特急に乗ってもらえばいい。
どうせ「新・銀河」に使われる117系や、「踊り子」に使われていた185系などが余りまくっているはずだ。

その昔の国鉄時代は、新幹線が通った区間は在来線特急・急行を廃止し、出来るだけ新幹線に乗せようとしてきた。
しかし新幹線がキャパオーバーになっている今こそ、在来線特急・急行復活に本気で取り組むべきだと考えるのは、私だけではあるまい…