二十四節気では「芒種(ぼうしゅ)」
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72候では腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)
草の中から蛍が舞い、光を放ち始める頃。
草の中から蛍が舞い、光を放ち始める頃。
昔は腐った草が蛍になると思っていたのでしょうか?
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二月堂裏参道の途中にある大湯屋の前の
大仏蛍もきっと飛び交っているでしょう
今年も蛍狩りに行きたいのですが・・・・
お稽古は「長板総荘り」で水指は手桶
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お弟子さんが「タイサンボク」をおみやげに
急遽、3人ですが『花寄せ』をして楽しみました
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軸は『清流無間断』
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清流無間断 碧樹不曾凋
清らかな渓流はこんこんと流れて絶える事がありません
松のような常磐木ときわぎもいつも青々として
決して凋む事なく永遠に碧みどりを保つというわけです
『朝日新聞』の「三十三代八十五億人につながった命」と
題する投書だそうですがご紹介いたします
人間が生まれるには親が二人おり、祖父母は四人
その前は八人さらに前は十六人になる
これを繰り返すと三十三回目には
八十五億八千九百九十三万四千五百九十二人になる
つまり、だれでも、わずか三十三代さかのぼるだけで
地球上の全人口よりもはるかに多い人々の影響を受けているのが
現在生きている私たちである・・・・
過去と未来をつなぐ架け橋、それが現在生きている人たちで・・・
一部抜粋です。
誰もができる計算ですが、ちっとも気がつきませんでした
こんなに多くの人々を背負って命をいただいているとは
『清流無間断』の言わんとする事は
「大切な命を繋ぐために留まることなく精進せよ」
ということでしょうか
お軸を前にすると気が引き締まります
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主菓子は『紫陽花きんとん』
プロのようにはいきませんのでどうぞお許しを