気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

令和五年・癸卯の初釜

2023-01-17 11:29:48 | お稽古
  1.1.2023
令和四年『壬寅』の師走、大雪大荒れの日本列島となったが
令和五年『癸卯』の正月はどちらかと言えば暖かい穏やかな年の始め
凧が舞う平城京跡、東院庭園の隅楼上部、鳳凰も若草山を背景に光っていた
      1.1.2023平城京跡、東院庭園

さて過去二回の初釜はコロナ規制がかかっており
午前、午後に別れて、短時間の初釜に徹しておりましたが
今年はコロナ禍の中ではありますが、規制もゆるくなっていますので
久方ぶりに省略せず 
初座;初炭・懐石
後座;濃茶・後炭・薄茶
もちろん、人数制限、換気、黙食などなど気をつけて
二日に分けて行いました

待合は昨年話題となった実朝さんの歌
相生の袖に振れにし宿の竹・・・・・として
 
今年の御題は「友」それでこの軸を
因みに隣は今年の御題の虎屋の羊羹です
「野に歩む」だそうです。友と
そして玉置神社でいただいた神鈴を

玉置山1076mの山頂ちかくにある 
玉置神社は熊野三山の奥宮で紀元前37年に
崇神天皇により創建されたと伝える古社 
熊野奥駈道、山岳宗教の修行の場でもあります

本席軸は「松樹千年翠」、結び柳に松
炭の蓬莱荘り、訶梨勒、ヒカゲノカズラの蓬莱荘り
  
訶梨勒は、香りの良いカリロクという植物が入った
袋状のもので厄除けになります
めいいっぱい荘りました
いい年になりますように
地球が穏やかになりますように
初釜を迎える事ができてありがとう
沢山の気持ちを込めて

「御白湯お召し上がりの上腰掛待合へ」
 

迎えつけに参ります