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高畑の不空院で不空羂索観音に

2015-11-01 14:43:17 | 散策
高畑の新薬師寺の壁沿い山側の道を歩いておりますと
春日山不空院(しゅんにちざんふくういん)という
お寺の山門が、

小さなお寺なので、通り過ぎようとすると、
お寺の方が、山門の掃除にでてこられ、

反対に女性が、マット様の荷物を手にもち、
入って行かれました。
それに誘われて、山門を抜けると

ふと屋根を見上げますと、若草山越しに
二羽のスズメが、心が和みますね。

本堂では、ボランテアガイドの方々のていねいな説明にて
正倉院展の期間中、特別開帳されている
『不空羂索観音菩薩』様の御前に。
”東大寺三月堂本尊の立像、興福寺南円堂本尊の座像と
あわせて「三不空羂索観音」と呼ばれております。
お顔は一つ、眼が三つ、手は八本の「一面三目八臂」の像で、
額中央に縦にある第三の目は、「音を観ずる事」だそうです。
「不空」は「空しからず、人々をもれなく救済する」ことを、
「羂索」は「鳥獣魚を捕らえる縄網」を意味し、
煩悩の野山をさまよい、輪廻の苦海に沈む衆生を
ひとり残らず救済することを象徴する仏様です。”
通常蓮は蕾で、左足が上にあるのが悟りを開く前を表しますが、
この観音さんの蓮の花は開き、右足も上にされておられ、
今ちょうど、悟りを開かれた所なのですね。
お掃除に出てこられなかったら、と考えると
「一期一会」、嬉しくなりました。

なおマットを持たれた女性の方たちは
「結ぶ、繋がる」という意味を示す
『ヨーガ教室』の生徒さんでした。
講師は高橋トーマス流美先生だそうで、
仏様の御前での「ヨーガ」もいいですね。

山門を辞し、その前に洋風のおしゃれな喫茶店が、
ろくさろん」まだ、門が閉まっております。
 
またにしましょう。

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