![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/53/a7f869bd4d6e1ba34f591f091363e92b.jpg)
月ヶ瀬の昔の風景を記した木版刷りです。
岡本八谷『月瀬楳渓十六勝地真景』絵図、明治26年(1893)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0f/cb/55a0a27ba1b6d74a46ee0e468cd856be_s.jpg)
昔渡しがあった場所には、明治後期には月ヶ瀬橋(初代)が
そしてダム湖が出来ると、鉄鋼の月ヶ瀬橋が出来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/46/53/a7f869bd4d6e1ba34f591f091363e92b_s.jpg)
その橋を望む、小高い場所に『本田種竹山人詩碑』徳島生れ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/33/db/797d4eb0483f2c38a5419c06ee228d1d_s.jpg)
『月ヶ瀬梅花の詩』
山中にて愚庵禅師に贈る
古木巌を回りて一路紆る
雲を出ずれば相見雲に入れば
呼ぶ 何人か画家の案(思
案のこと)をふん倒(さかさまにする)
して 新たに梅花三笑の図
を補いしならん
(註)梅花三笑は中国の故事虎渓三笑に
倣っての意
キチョウが舞っておりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/71/d1/5c2ee5fae9df501e16339d8bb9d904ab_s.jpg)
帆浦梅林まで登ると、
「山と水 清き天下の 梅の里」
東大寺館長を務められた狭川明俊氏の句で、
二月堂のお水取りが終わると春が訪れるという意味に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7f/e0/d6ee545535ad991f2af109c5649d2da4_s.jpg)
梅の品種園には『齋藤拙堂詩碑』が
梅邊清絶竹邊幽に
罨畫渓中小舟を蕩かす
風白く雲香りて春両岸
杳然一棹中流を下る
月瀬五絶之一 拙堂居士謙
意味)
梅のほとりは清く、竹のあたりはひっそりとし、
絵のような渓谷に舟を浮かべる。
風は花に吹いて雲まで香り
梅花は両岸に満ちて正に春、
少し漕いではるか遠くまで流れを下る。
月瀬五絶句のひとつ 拙堂居士謙
帰りのダム湖のほとりには、谷崎潤一郎の碑がひっそりと
『わがや度の梅のさかりをよそにして
たづ年てぞこ新月ヶ瀬農里』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/7a/71/644407af19dee8fcd38c3b774df38a8f_s.jpg)
岡本八谷『月瀬楳渓十六勝地真景』絵図、明治26年(1893)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2b/1e/3ea12c3965e773e2bd0da851ce193f48_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/0f/cb/55a0a27ba1b6d74a46ee0e468cd856be_s.jpg)
昔渡しがあった場所には、明治後期には月ヶ瀬橋(初代)が
そしてダム湖が出来ると、鉄鋼の月ヶ瀬橋が出来ました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/46/53/a7f869bd4d6e1ba34f591f091363e92b_s.jpg)
その橋を望む、小高い場所に『本田種竹山人詩碑』徳島生れ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/33/db/797d4eb0483f2c38a5419c06ee228d1d_s.jpg)
『月ヶ瀬梅花の詩』
山中にて愚庵禅師に贈る
古木巌を回りて一路紆る
雲を出ずれば相見雲に入れば
呼ぶ 何人か画家の案(思
案のこと)をふん倒(さかさまにする)
して 新たに梅花三笑の図
を補いしならん
(註)梅花三笑は中国の故事虎渓三笑に
倣っての意
キチョウが舞っておりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/71/d1/5c2ee5fae9df501e16339d8bb9d904ab_s.jpg)
帆浦梅林まで登ると、
「山と水 清き天下の 梅の里」
東大寺館長を務められた狭川明俊氏の句で、
二月堂のお水取りが終わると春が訪れるという意味に。
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梅の品種園には『齋藤拙堂詩碑』が
梅邊清絶竹邊幽に
罨畫渓中小舟を蕩かす
風白く雲香りて春両岸
杳然一棹中流を下る
月瀬五絶之一 拙堂居士謙
意味)
梅のほとりは清く、竹のあたりはひっそりとし、
絵のような渓谷に舟を浮かべる。
風は花に吹いて雲まで香り
梅花は両岸に満ちて正に春、
少し漕いではるか遠くまで流れを下る。
月瀬五絶句のひとつ 拙堂居士謙
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/77/a4/9fec58484e29a1c62d5c32fc7fe98bb7_s.jpg)
帰りのダム湖のほとりには、谷崎潤一郎の碑がひっそりと
『わがや度の梅のさかりをよそにして
たづ年てぞこ新月ヶ瀬農里』
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