学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

古書市へゆく

2011-01-09 21:54:44 | 仕事
最近厳しい寒さが続いていますが、今日の日中は晴れて過しやすい天気でした。

休日の今日、地元の新春古書市へ行ってきました。この古書市は毎年1月に開催されているもので、4、5社の古書店が共同で企画しているようです。私は古い絵葉書を集めているので、何かあればと思って探して見ましたが、あまり私の欲しいものは見当たらず。

その代わり、面白そうな本を見つけました。新村出翻訳の『イソップ物語』です。発行年は昭和22年ですから、戦後直ぐに出版された本であることがわかります。装丁は児島喜久雄によるもの。児島喜久雄は明治43年の美術雑誌『白樺』創刊号で表紙デザインを担当したり、岩波新書の装丁も手がけたそうです。装丁や挿絵が面白いと思って購入しましたが、価格は500円。得な買い物をした気分です。

明日はまた仕事。出品作品の選定も先日終わりましたので、明日は展示解説パネル作りの予定です。