学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

寿司を食べれば

2021-01-31 17:49:10 | その他
今日も雲ひとつない青空となりました。風もほとんどなく、暖かい日和となって、春が待ち遠しく感じられます。

先日、久しぶりにお寿司を食べました。美味しいものですね。子供のころ、大好きだったネタがしゃこ。家族で回転寿司に行くと、しゃこばかり食べていたものでした。ボソボソとした感じがたまらなく好きなのです。ただ、今は回転寿司でもしゃこを見ることはほとんどなくなり、数十年近く食べていないのが寂しいところ。大人になった今では、つぶ貝が好み。コリコリとした感触が飽きません。あとは蟹味噌、すじこ、うに、あたり。どうも、私は酒のつまみになるようなものが好きなようです。

このところ、夕食の洗い物を済ませて、こたつに入ると、気持ち良すぎて動くことが出来ず、だらだらと過ごしてしまいがちになっています。今日で1月も終わり。明日からは、また気を引き締めて、日々過ごしたいと思います。

頭痛になるわけ

2021-01-30 20:21:57 | その他
今日は雲ひとつない青空となりました。相変わらず吹く風は冷たし。こんな寒いときでも、通勤途中に見かけるヒヨドリは元気よく鳴いています。その鳴き声を聞くと、私も元気になります!

年が明けて、もうすぐ1ヶ月が経ちますね。もうすっかりいつもの日常になりました。今日、自分の手帳の1月分を見返してみると、あることに気づきました。それは頭痛が起こる日のこと。この1ヶ月で計5回の頭痛の記録があったのですが、なんとそのうち4回が休みの日であることがわかりました。これは高確率。一体、なぜなのでしょうか。(いい加減に)調べてみると、人間は休みの日になると緊張が緩み、血液の流れがよくなりすぎて、頭痛、特に片頭痛が起こりやすくなるのだそう。あとは気圧の関係でしょうか。手帳の天気の記録から見ると、曇や雨の日にも頭痛が起こることが多いようでした。ちなみに、学生時代の私は満員電車の人がごった返す、もやっとした空気がだめで、よく頭痛になりました。どうも、私の場合、いろいろな複合的な理由があるみたいです。休みの日にはほどよく緊張感を持ち、天気の悪い日は大人しく、そして満員電車には極力乗らない、が私の頭痛防止のポイントかもしれません。

ただ、確かに起きる頭痛はつらいのですが、治った時のすっきりとした感じは嫌いではなかったりします。おおげさにいえば、自分の体が一度リセットされ、フレッシュになったような感覚です。頭痛とうまく付き合って、これからも付き合っていきたいものですね。

山を登れば

2021-01-29 21:29:35 | その他
今日は晴れの1日となりました。このところ、晴れたり雨が降ったりを交互に繰り返すような日が続いています。雨が降るから、晴れたときの気持ちの良さが余計にありがたく感じられますね。

日頃の運動不足の解消を目指し、このあいだの休みは標高380メートル程度の城跡に登ってきました。元々、全国の城を巡り歩いていた経験があるので、体力的、心理的な抵抗もなく、すいすいと登って、無事に山頂へ到着することができました。山からの眺めは気持ちのいいものです。高いところから見るミニチュアのような街の様子、そして、どこまでも横に広がるパノラマの景色に、時間を忘れて、ついつい見とれてしまいます。私の記憶では、安土城、小谷城、岐阜城あたりのてっぺんから見る景色は最高だった覚えが有ります。また城巡りに行きたいな、との物思いにふけり。さて、帰り道は山を下らなければなりません。登り以上に気を使って、一歩一歩、緊張感を持ちながら、無事に下山することができました。ところが、今朝、なんとふくらはぎが筋肉痛に。運動不足が露呈しましたね。降りるときにふくらはぎを使うので、そのときに消耗したようです。足が痛むのをこらえながらの仕事でした。

このところ、寝る前に開高健の『ずばり東京』を読んでいます。1960年代の東京を、様々な切り口から、そして多様な文体を使って書かれた本です。1960年代といえば、東京オリンピックのあった頃。今から60年前の東京の街がどんな風で、そしてどんな人たちが生活していたのか、知りたいと思って手に取った次第です。今夜もとても楽しみです。

解説をコツコツと

2021-01-26 21:19:33 | 仕事
今日は晴れたり、曇ったりの1日。昼休み、外を歩いていたら、シジュウカラが元気に鳴いているのを見かけました。このあいだのジョウビタキといい、だんだん色々な鳥たちが見られるようになり、うれしい限りです。

この頃は、新しい企画展に向けての解説をコツコツと書いています。私の場合、少し長めに文章を書き、そこから無駄な部分をそいでいくやり方で進めていきます。お客様にわかりやすく、簡潔に、がポイント。それと文章のなかにハッとさせる一言をさりげなく入れるのが私のやり方です。また、作品について書きたいことはたくさんあるけれど、あくまで美術館の主役は作品ですから、ほどほどに抑えるようにしています。考えるときは手書きだったり、パソコンだったり、それはそのときの気分にまかせる。あまり自分にがちがちのルールを科してしまうと、文章が書きにくいことがあり、その辺りはルーズにしています。今日で10項目ほどの解説が書き終わりました。あと、もう10項目程度を書く予定です。仕事柄、文章を書くのが楽しくてたまらないので、あと半分というのが少し寂しくもあり。

日も少しずつ長くなり、春が近づいているのを実感しています。今の季節を楽しみつつ、ゆっくりと春の到来を待ちたいものですね!

胃カメラにどきどき(後編)

2021-01-25 22:12:01 | その他
昨日とはうって変わって一面の青空。久しぶりの晴れは気持ちが良いですね。朝、ウォーキングに出かけたら、遠くの山々が雪化粧で、とても美しくなっていました。青空に映えて、ずっと眺めていたいほど。美しいものを見る、ということは楽しいことですね。

今日はいよいよ胃カメラ本番の日です。白い溶剤を飲み、麻酔の薬をのどに2回通し、さらに口の中に麻酔1回。すると、口と喉に麻酔が効いてきて、つばが飲み込めなくなってきます。鼻の呼吸はできるのだけれど、口の呼吸ができないので、息苦しい感じがして何度かえづき…。この時点ですでにつらい。それから、いよいよ胃カメラ投入です。鉛筆よりもやや大きめの管が、口から胃に通され、またえづく。私がよほど辛そうに見えたのか、看護師さんが親切に終始背中をさすってくれ、それがどれだけ励みになり、ありがたかったか。本当に感謝です。検査は5分から10分程でしたが、随分長く感じました。エックス線の場合はバリウムを飲むので何度かトイレに行くのがダラダラと続く。胃カメラはすぐに終わるけれど息苦しさが伴う。両方経験してみた感想としては、私はエックス線がいいかな。

さて、検査結果はすぐに出て、胃にどこも悪いところはなし、の診断。嬉しいこと限りなし。これで精神的にも一安心です。さあ、明日からまた新しい1週間。仕事を頑張らねば、ですね。

胃カメラにどきどき(前編)

2021-01-24 20:48:21 | その他
今日も雪こそ降らねど寒い1日でした。体感としては、今シーズン一番の冷え込み。温泉にでも入りたし。

年末年始、食べ過ぎたせいなのか、ここのところ、ずっと胃の調子が悪し。夏目漱石先生に共感を感じつつも、1週間前に処方箋をいただいてから、だいぶ胃は良くなったのですが、そこで胃カメラの検査を促され、まあ折角だから受けてみようかと、いよいよ明日その日を迎えることになりました。私は人間ドックのとき、いつもエックス線での検診を受けているので、胃カメラは初めての経験。前に胃カメラの検診を受けた母から変に脅かされたので、その検査は極力避けてきたのですが、いよいよ年貢の納め時となりました。自分の胃の中を見るというのは、なんだか不思議な気分ですが、なんでもなければ精神的にも安心ですしね。よって、午後8時からの飲食は禁止。禁止と言われれば、食べたくなる、飲みたくなるのが人間というもの。こういうときに何かをつまみたくなるのですが、がまんがまん。明日の朝まで食べられないのですから、お腹が減りそうです。

どうか、明日の胃カメラが無事に終わりますように。


追悼のための読書

2021-01-23 21:28:22 | 読書感想
今日はみぞれが降る1日でした。このところ、雨がまったく降らなかったので、これで少しは空気が潤うでしょうか。

今月、半藤一利さんが90歳で亡くなりました。お名前は存じ上げていたのですが、これまでその著作は読んだことがなく、故人の追悼の意味も込めて、初めて読んでみることにしました。以前、上司から『ノモンハンの夏』がおすすめと聞いていたのですが、近くの書店にそれがなく、『そして、メディアは日本を戦争に導いた』(文春文庫)を代わりに買ってきました。保阪正康さんとの対談集ですが、かえって、著者の言葉が伝わりやすいかな、と選んだ次第です。内容は、太平洋戦争前後の政府とメディアの動き、そしてそれが現在とどう関わってくるのかについて述べられています。『昭和史』の5つの教訓の話や、メディアはどうしても商業を優先させてしまうこと、そして「歴史から学べ」と何度も繰り返しおっしゃられているのが印象的でした。続けて『ノモンハンの夏』もぜひ読んでみたいです。

今日、明日と寒い日が続きそうです。みなさんも、風邪などひかれませんよう、体に気を付けてお過ごしください。

ストレッチをしておやすみ

2021-01-21 21:40:38 | その他
今日も快晴なり。出勤前に寄り道して、近所の梅林をのぞきに行きました。すると、黄色くて小さな蕾が枝先に付いてあるのを見つけることができました。嬉しい限り。花開くのが待ち遠しくなります。

梅の蕾は見かけたけれど、大寒過ぎても、未だ寒い日は続いています。寒いと体も固くなりますね。この頃、お風呂から上がった後にストレッチをしています。昨年購入した『魔法のストレッチ』(黒田美帆、大村佳子著、マキノ出版)はとても参考になり、脚、肩をリフレッシュさせるのにちょうどいいボリュームです。さらに体のやわらかさをすぐに実感できるのが嬉しいところ。ストレッチで血流を良くし、体を温めたうえで布団に入る。こんな幸せなことがあるでしょうか。

2、3年前まで寒さが大の苦手でしたが、この頃は体質が変わったのか、冬の寒さもそれほど気にならなくなりました。逆に夏に弱くならないように、気を付けなければいけませんね!

五感を使って体験すること

2021-01-20 20:37:16 | その他
大寒の今日は雲ひとつない青空となりました。昼休みに戸外へ出たら、黄土色のお腹をしたジョウビタキを見かけ、そのかわいらしさにしばし見とれてしまいました。日もずいぶん長くなりましたし、少しずつ季節は進んでいるようですね。

先日、お客様から、美術の知識を身に付けるためにどう勉強したらいいかと尋ねられました。私はいい加減に勉強してきましたから、改めて聞かれると返事に窮してしまいます。私の場合、いわゆる日本美術史のようなテキストを読んでも退屈過ぎて、全く頭に知識が入ってきませんでした。知識を手っ取り早く得るために必要なのは、五感を使って体験すること。そこで、その本を持って、東京国立博物館に何日か通い詰めて、本を読んでは本物の作品を観る、ということをひたすら繰り返しました。すると、目の前にある作品が美術史のなかでどう位置づけられるのか、が、始めはぼんやりと、そして次第にくっきりとわかってきました。さらに作品、それ自体が持つインパクト、精密さ、など写真版ではわからないことが、しっかりと観察できる強みがある。それをメモ帳で書き取っていくのです。私の結論としては、知識を得るうえでは最も大切なことは本物の作品に会いに行くことである、というものです。

このやり方は、学芸員となった今でも続けていますし、これからも続けていかなくてはいけないことと思っています。もし、美術の知識を身に付けたいという方がいらっしゃいましたら、方法のひとつとして実行してみてはいかがでしょうか。参考にしていただけますと幸いです。

今年の運は「吉」

2021-01-18 22:20:03 | その他
今日は曇りのち晴れ。睦月らしい寒い1日でした。朝、1羽の白いサギを見かけましたが、なかなか大きく、飛びっぷりも見事!その姿に力強さを感じます。

休日の今日、近くの社寺へ初詣に行きました。見上げるほどの長い階段を上がって、社殿で御参り、定番のおみくじを引いたところ、結果は「吉」。この社寺ではいつも「凶」を引いてばかりだったので、これはとても縁起がいいのです。おみくじには「行くさきざきにて幸せにあふべし」と書いてありました。このおみくじを信じて、今年は色々なことにチャレンジしていきたいですね!

このところ、寝る前にホットミルクを飲んでいます。体が温まって、健康にもいいし、よく眠れます。また、明日から新しい始まりの1週間。寒い日が続きますので、体調には気を付けつつ、頑張りたいと思います。