学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

ブログも5年目

2011-10-28 20:03:38 | その他
今朝はまた一段と冷えました。少しずつですが、季節は確実に動いているようです。

早いもので、このブログを始めてから5年が経過しました。三日坊主の私なのに、5年間も続いたことに驚きです。

私がブログを立ち上げ始めた頃、まだ博物館や美術館の学芸員ブログというものはあまり多くありませんでした。そこで、私自身のことを通して、あまり知られていない学芸員の日常の仕事やオススメの展覧会などについて広く紹介できれば面白いかな、と思って立ち上げてみました。それに加えて、おこがましいことではありますが、これから学芸員を目指す方々にとっての参考にもなれば、との想いもありました。

ブログというツールに挑戦すること。

私にとっては大きな挑戦であったように思います。というのは、私はあまり自発的に動くタイプの人間ではなかったから。

ブログを始めた頃は、もう緊張のしっぱなし!ブログは文章を打ち込んで、投稿するだけのシンプルな更新方法であるにも関わらず、始めた頃はそれすらも緊張でした(笑)そうして、今過去のブログを読んで見ると、文章が若い気がする(笑)

そうして5年目。このブログを通して、出会えた皆様に本当に感謝しています。




…このように書くと、本日をもって、このブログは閉鎖になるような勢いですが、もう少しばかり続けていきたいと思います。以前のように毎日更新することはできなくなりましたが、できるだけ、今後も様々な物事について書いていきます。

どうぞ、今後ともよろしくお願いします。



2011-10-27 22:09:13 | その他
とてもひんやりする朝。だんだん、布団から出にくい季節がやってきました。

秋といえば、食欲の秋。今夜は秋刀魚を頂きました。油がのって、とても美味しい。少しだけポン酢をかけて食べると、これもまた美味しい。旬の食べ物は、やはり良いですね。秋刀魚があれば、いくらでも御飯が食べられるような気がします。

でも、食べ過ぎると太りだす。先日、自分が写っている写真を見たら、頬のあたりが膨らんでいるような気がして…これは太ったかなと(苦笑)。体重はそんなに変わらないのですが、見た目が太ったように見えるというのは何か損をしているような気がする…。健康なだけいいとしましょうか。

秋といえば、芸術の秋でもありますね。今週は横浜トリエンナーレへ行ってきます。3年前は行くことができなかったので、3年越しの夢まさに叶いたり。今からとても楽しみです。どうか晴れてくれますように!

今日は秋にまつわるお話を書いてみました。

ラジオの時間

2011-10-26 21:05:40 | その他
想像することの楽しみ。絵を見て、自分の感性と向き合うこと。小説を読んで、本の世界で自由に飛び回ること。そうしてラジオを聴いて、情報について考えること。

私は東日本大震災以後、ラジオをよく聴くようになりました。元々ラジオを聴くことは好きだったのですが、それに念が入ったというところでしょうか。私は、東日本大震災のときにテレビで様々な情報や映像を見ましたが、あまりにも情報を浴びせられる量が多く、自分のなかで情報を処理しきれず、冷静な判断が出来なくなっていました。そのとき、情報量の多すぎるテレビよりも、むしろラジオの適当な量の情報の方がいいのではないか、と考え、それ以来、ラジオを好んで聴くようになりました。

ラジオは、音だけの世界。その音が響いて、自分の部屋や車の中がまるでスタジオのように変わります。私がよく聞くのは…。

FMラジオ土曜日「サントリー・サタディ・ウェイティング・バー・アバンティ」、日曜日「福山雅治のスズキ・トーキング・FM」、「日産・あっ安部礼司」。

NHKFMなら月曜日と金曜日の「きままにクラシック」、土曜日の「FMシアター」、AMは「私も一言!夕方ニュース」、「NHKジャーナル」。

夕方に放送のラジオはなかなか聞くことが出来ませんが、ほぼ毎日聴いているのが「NHKジャーナル」で、午後10時から始まるニュース番組。この放送が終って、「ラジオ深夜便」になると、ああ、今日も終わったんだなという気がする(笑)

しばらく私のラジオ熱は冷めそうにありません。

リスクについて

2011-10-25 20:10:34 | その他
近頃、新聞や雑誌、ビジネス書などに目を通すと「リスク」という言葉が頻繁に使われていることに気が付きました。「リスク」とは何か。それは「ある行動に伴って(あるいは 行動しないことによって)、危険に遭う可能性や損をする可能性を意味する概念」(ウィキペディアより)です。

「リスク」ですぐに思い起こすのが、元サッカー日本代表監督のオシム氏のこと。試合中、なかなか思い切った行動が取れない選手たちに対して「リスクを冒して攻めろ!」と叱咤していたそうです。オシム氏は、著書のなかでも盛んにリスクを冒して挑戦することの大切さを説いていますね。

今日の日経新聞では、武田薬品工業社長の長谷川閑史氏が「挑戦にはリスクを伴うが、世界市場が動くなかで何もしないことにもリスクがある」と述べ、時代の先を読み、常にリスクを冒して前進することの必要性を説いています。

世論のなかで「リスク」が頻繁に使われている理由。ここ数年の日本は閉塞感に苛まれているような調子ですが、「リスク」をとって前進することで打開しよう!という意識が、国民の中に芽生えているせいのかもしれません。



他人がリスクをとって挑戦している姿を見るのは心地良いが、自分がリスクを取ることについては躊躇する。


私の意識のなかに、どこかそういうところがあるのですが…自分自身のなかでも新しい挑戦をして、少しでも前に進んで行きたいものです。

掃除は誰のために…

2011-10-17 19:34:40 | その他
昨日、今日と暖かい陽気が続きました。昨日、群馬県の高崎市では30℃を超える真夏日だったとか。もう寒くなるばかりだと思っていたので、暑さ好きの私にとってはありがたい2日間でした。

昨夜、故郷の母からメールが来て、11月初旬に私のアパートへ泊まりに来るとの連絡。何でも3日間、どこかを旅行するらしく、私のアパートを拠点にして色々まわるらしい…。両親が私の住まいへ来るのは、5、6年振りだろうか。とすれば、久しぶりに部屋に入られることになる(笑)


両親が来る=部屋を掃除しなくてはならない


そんなわけで、今日は一日かけて部屋の掃除をしていました。気温が高かったので、窓も全開にして、朝からバタバタと動き回る。日頃から部屋の掃除をしていれば、こんなときにもうろたえることがないのですが、そうでないからこまりもの。

掃除に一日かけただけあって、随分綺麗になったような気がしますが…両親からどんな評価を下されるのやら。とりもあえず、綺麗になった部屋に少し感動した私なのでした(笑)



軍資金は不足

2011-10-15 21:36:06 | その他
日経新聞の夕刊を読んでいたら、「観光PR「ご当地武将」、軍資金尽き絶体絶命?」の記事が掲載されていました。「ご当地武将」とは何のこと?と思い、記事を読んでみるに、全国各地で戦国武将をモデルにした観光PR団体のことのよう。例えば、宮城県仙台市ならば伊達政宗の「伊達武将隊」、愛知県名古屋市ならば織田信長の「名古屋おもてなし武将隊」など。鎧兜姿に扮したメンバーたちが集まって、さまざまな観光PRをしていたのですね。そういえば、私も仙台駅で「伊達武将隊」パッケージの駅弁を見かけたような…。

記事によれば「ご当地武将」は国の雇用対策基金を活動資金にしており、それが来年3月で打ち切られるために「軍資金」が尽きる、ということだそうです。経済的自立が課題であると記事は締めくくられていますが、確かに予算の問題は切実。「ご当地武将」が根付いてきた地域では、ここで団体がなくなってしまうと残念ですし、寂しいですよね…。

「軍資金」といえば、当館の「軍資金」も年々減るばかり。そのなかで、うまく「軍資金」をやり繰りして運営しています。でも、美術館の「軍資金」が減ったことに落ち込んでいる暇はなし。私は、減額された予算で何が生み出せるのかを考えています。落ち込むことより、前向きなことを考えたほうが時間の使い方も有益ですし。

今の日本はどこも「軍資金」不足。「ご当地武将」の記事に、寂しさと現実を感じた雨の夜でした。

宮城県美術館でのフェルメール展

2011-10-14 22:07:37 | その他
ここ数日、ずっと晴れの陽気が続いていて気持ちが良かったのですが、今夜はしとしとと雨が降っています。明日も雨だそうで、少しひんやりするのかもしれません。

先週、実家へ帰省したときに、台所に貼られている一枚のチラシが目に入りました。宮城県美術館でのフェルメール展です。そう、同美術館では、10月27日から「フェルメールからのラブレター展」が開催されます。母が絶対に展覧会を見に行く!とはりきっていました(笑)

フェルメールは17世紀オランダの風俗画家です。フェルメールの作品は非常に少なく、世界でも30点前後しか確認されていません。近年になって、日本の美術館で展示されるケースが多くなってきました。私は数年前に東京都美術館で開催された「オランダ・フランドルの画家展」で、彼の代表作《絵画芸術》を見ました。同展覧会では確かフェルメールはこの1点のみの展示であったと思いますが、十分すぎるほど見ごたえのある作品だったことを覚えています。やはり大変人気があって、絵の周りには人だかりができ、とても絵の前でゆっくり佇む時間はありませんでした。

宮城県美術館でのフェルメール展。タイトルがポイントのひとつですよね。「ラブレター」です。ラブレターは恋や愛のメッセージですね。本来であればラブレター展と銘打つと、とてもドキドキした感じがありますが、現在は東日本大震災という大きな災害からの復興時期。今の時期にラブレター展と銘打つと、男女の「恋」とか「愛」ということよりも、男女関係なく人間同士の絆をテーマに、という印象を受けます。果たして、どんな内容の展覧会になるのでしょう?

ぜひ、宮城県美術館に行ってみたいです。

昼御飯はそこそこに

2011-10-09 20:59:01 | その他
3連休の中日の今日も、とても晴れて気持ちの良い天気でした。この陽気に誘われてか、美術館には沢山のお客様が来て下さり、嬉しい限りです!

さて、話は変わりますが、近頃の私はあまり昼御飯を食べ過ぎないようにしています。何もダイエットをしているわけではありません。昼御飯を食べ過ぎると、午後からの仕事の効率が悪くなる…ような感覚があるためです。これまでの私は、脂っこいお弁当をかなりの量で食べていたのですが、お腹が一杯になるとどうも良くない。思考力と運動力がかなり落ちてしまうのです…。そこで、実験的に軽めの昼御飯を取るようにしてみました。すると、午前中の調子を維持したまま午後へ行くことが出来る感じ。ただ4時過ぎると、お腹が空いてきて、スタミナが落ちてくるという欠点はありますが、食べ過ぎるよりはずっと調子が良いです。

仕事の調子が悪いのを御飯のせいにしているようですが…(笑)

明日も仕事。3連休の最後の日。明日もお客様が沢山いらして下さいますように!

スティーブ・ジョブズ氏

2011-10-08 19:20:09 | その他
10月5日、米アップル社の前CEOであるスティーブ・ジョブズ氏が亡くなりました。56歳の若さでした。

ジョブズ氏は、1976年にアップル・コンピューター社を創業し、近年においては「ipod」、「iphone」、「ipad」などをヒットさせました。また、アイディアもさることながら、そのプレゼン能力の高さも注目され、ビジネス書でも幾度となく取り上げられています。私自身、彼がヒットさせた「ipad」を使っていますから、とても他人事とは思えず、次はどんなアイディアが出てくるのか楽しみにしていただけに残念でなりません。

2005年、スタンフォード大学の卒業式で演説をしたジョブズ氏。演説の中で、3つ目のキーワードとして「死」について述べました。ジョブズ氏は、毎朝鏡に向って、今日が人生最後の日であったとしたら、今日をどのように過ごすべきなのか、と自問自答していたそうです。人間の時間は無限ではないことを伝えてくれるメッセージ。ジョブズ氏が亡くなった今、その言葉は重みを増してきます。

日本からスティーブ・ジョブズ氏のご冥福を祈ります。

英語力を鍛える

2011-10-04 22:30:32 | その他
冷え込んだ朝は、布団からなかなか出にくい。今朝がまさにそんな日。このまま布団のなかでゴロゴロ…というわけにもいかず、気合で起き上がりました。まだ10月だというのに、気合で起きなければならないほど寒さには弱い私。情けない限りです(泣)

近頃、私は英語力を鍛えることを目標としています。毎日少しずつですが、ヒアリング、リーディングなどで勉強。リーディングに関しては、外国の小説を読んで、本を楽しみながら学ぶようにしています。学生時代は楽しみながら学ぶ余裕はなかったけれど、今はそれほど固く考えないようにしています。

問題はヒアリング。英会話やビジネス英語のCDをひたすら流し続けているのですが、今日、非常によいツールを見つけました。私はipadを持っているのですが、その中のアプリ「NHK World TV」です。NHKが海外向けに放送している番組を無料で見ることができ、しかも様々なジャンルの英語を聞くことができるので非常に便利。こんな夢のようなツールがあったなんて!

英語は読むことも大切ですが、聞くことも同じくらい大切なこと。今夜から新しいスールで、英語の学習が楽しくなりそうです。