学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

『医者が教える食事術』を読む

2018-05-31 21:46:44 | 読書感想
健康に関して、私のバイブルになっているのが『医者が教える食事術』(牧田善二著、ダイヤモンド社)。血糖値、という視点から、様々なアドバイスが書かれています。

具体的にどんなアドバイスなのか、は本を読んでのお楽しみですが、1つだけ言えるとしたら、縄文人のような食生活が理想的なのだとか。つまり、自然のものをよく噛んで食べるということ。そういえば、どの博物館に行っても、縄文人の生活カレンダーみたいなパネルが展示してあって、季節ごとにどんな食事をとっていたかがわかるものがあるけれど、あれが食生活の基本を考える上で結構役に立つのかも(笑)

本を読んだら実践あるのみ。1週間ほど継続していますが、早くも実感が!それは体重減です。健康診断も近いですし、いい感じです(笑)可能な限り、継続して、健康な体づくりに取り組みたいものです。

ハーブ三姉妹

2018-05-30 22:22:09 | その他
今年からハーブを育てています。その種類はペパーミント、バジル、カモミールで、私は勝手にハーブ三姉妹と名付けて世話をしているのです(笑)

けれど、このところ、この三姉妹は調子が悪い。外に出しておいた時にアブラムシの襲撃に遭い、ペパーミントとバジルは弱って来てしまったのです。とくにペパーミントは瀕死の状態。アブラムシを可能な限り全部取り、自然治癒に任せているところです。カモミールはヘナヘナとしなっている状態。水でも足らぬかと思い、少し多めに水をあげて、こちらも様子見。

ハーブは簡単なイメージがあったけれど、我が家の三姉妹はなかなか手がかかる。家に帰ってくると、このハーブの香りが心身ともに癒してくれる。今は勢いを失っているけれど、それでも香りは落ちない。すっかり癒されているのです。ハーブ三姉妹の回復を祈って、今日もどこからともなくなってくるアブラムシ退治にいそしむ私なのでした。

Family tree

2018-05-28 20:13:22 | その他
NHKの番組に「ファミリーヒストリー」というのがあって、これは有名人の先祖を調べ、現在にどうつながってきたのかを紹介するもの。自分のならともかく、他人の先祖には特に興味がない…と思っていたのが、番組を見てみるとなかなか面白い。有名人たちの先祖は数多くの苦難を取り越えてきた。であれば、私の先祖もまた数多くの苦難を乗り越えてきたに違いない、と余所様のご先祖を見て思うのである(笑)

5月27日の日経新聞の記事に「Family tree 絆をたどる旅」という記事があった。自分のルーツを知りたい、と考える人は多いようで、そうした先祖の足跡をたどっていくうちに、これまで全く知らなかった縁者と知り合い、絆を深めていくという内容である。ルーツへの関心は日本だけに限らず、世界、特にヨーロッパで高いようで、それを調べるサービスが一大市場を築いているという。日本での市場規模は小さいようだけれど、ニーズが高まれば、ビジネスになる可能性もある。

以前、ブログにも書いたかもしれないが、私の祖父が自分のルーツを調査していて、少しだけ私の手元に資料が残っている。先祖の江戸時代からの家系図があって、誰が何年に生まれて何年に死んだかまでわかっている。ただ、祖父もそれ以上は調べられなかったようだ。祖父が亡くなった今、私は勝手に祖父から託された宿題だと思っていて、コツコツと調べている。私の場合は業者に依頼するよりも、自分で調べた方が楽しくて好きだ。ミステリー小説の主役にでもなった気がする(笑)祖父は農業をして一生を終えたけれど、私が歴史好きなのは祖父の遺伝なのかもしれない。今年の夏、自分の先祖を調べにぜひ故郷へ帰りたいものだ。

夢の総合データベース

2018-05-28 18:41:59 | 仕事
最近、大手の小売店に買い物に行くと、セルフレジが多くなって来たように感じます。それは民間に限らず、私の実家の街の図書館もセルフレジを導入していて、公的な機関でもこうしたサービスが取り入れられています。

これだけIT化が進んで、さらにAIがどんどん普及しているなか、ありそうでないのが、全国の美術館の所蔵作品全データベース。我々学芸員は他館から作品を借用しようとする場合、当然どの作品がどの美術館にあるのかを探す必要があります。探す方法は2つ。美術館ごとに出版している収蔵目録からあたるか、収蔵目録がホームページで公開されていればネットで検索するか。これがやたらと時間がかかる。

それならば、各美術館が管理している作品情報を一括管理できる総合データベースみたいものを作ってネットで公開すれば、どの美術館に何があるのか一目瞭然で合理的。また、これは我々学芸員だけではなくて、一般の人も見られれば、あの作品を見に美術館を訪ねて見たい、とか、作品の写真を集めて自分だけの画集を作るとか、そんな楽しみもできるかもしれない。この音頭を取るとしたらやっぱり国、ということになるのだろう。あったらいいなあ(笑)

健康を保つ

2018-05-27 22:08:40 | その他
仕事を続けていく中で最も大事なことは、健康であることと思っています。健康であれば、大抵のことは何でもできる。年を重ねればなおさら。

不節制であった私も、最近は体の調子には気をつけるようにしています。私は肩が凝りやすく、そこから頭痛を誘発してしまうので、ストレッチやヨガなどを生活に取り入れて継続しています。また、毎日徒歩、あるいは自転車を利用しての通勤にして、足腰をしっかり鍛える。ちょっとしたエクササイズばかりですが、これがなかなかバカにもできず、私の体調はいたって健康になって来ました。

仕事も50分1クールにして、あいだに10分休憩を入れる。初めは休憩を入れすぎかな、と思っていたけど、これぐらいのペースでやったほうが、仕事ははかどるし、なにより夕方まで体力がコンスタントにもつ。

自分の体と相談しながら、毎日を過ごしていく生活。このまま継続していきたいものです。

ナイトミュージアム

2018-05-26 21:19:35 | 仕事
美術館をより沢山の方に利用していただくため、館内の意見として、ナイトミュージアム、つまり閉館時間の延長が挙げられています。仕事帰りの皆さんにもご覧いただき、美術館を楽しんでいただく。と、こういうわけですが、まあ、そううまくもいかないのだと思います。

そもそも仕事帰りに美術館に寄るのか?夜のセキュリティはどうする?明るさに虫が集まってこないか?などと課題はいくらでも出てくる。

先日、他の美術館でナイトミュージアムをしていたので、いくつか偵察に行って来ました。そこで感じたのは、やはり作品をご覧になっているお客さまの数が少ないということ。広報不足とか、そういうことではなく、根本的に平日の仕事帰りに美術館に寄る、という考えが一般的に浸透していないのかなあと。

単純にナイトミュージアムをやりました、ではなく、そこに平日の美術館とは違う何かをやる必要があるのかもしれない。学芸員のギャラリートークや、コンサート、体験イベントなどを付加価値としてつけるなど。当館はどうやっていくか。知恵を振り絞って、考えていきたい課題です。

年を重ねれば

2018-05-25 21:04:14 | 仕事
随分、久しぶりのブログになりました。桜はあっという間に過ぎ、今は梅雨を迎えるといったところ。

4月から私の立場もやや変わって、管理職とまではいかなくとも、美術館の運営や企画の中心となる立場となりました。これまでは一番年下、あるいは中堅で甘えられる部分もあったのかもしれませんが、これからはそうはいかず。まだまだ気持ちは20代なのだけれど、ああ、年を取ったもんだなあ(笑)

先月、地域の中学生が職場体験で美術館に来てくれました。とても一生懸命に仕事を手伝ってくれ、私としても大助かり。職場体験が終わったら、部活のみんなを連れて遊びに来ますと言ってくれました。嬉しいことです。地域の人たちに愛される美術館に、を目指して、日々頑張っていきたいですね!