一般的には、魚は産卵期の前が一番脂が乗っておいしいという。そう考えると、トラフグの産卵期は春から初夏なのだが、やはりフグといえば冬。鍋料理など温まる料理が多いからなのだろう。
フグの産地といえば山口県下関市が思い浮かぶが、近年の漁獲量(水揚げ量)でのトップ3は石川県、島根県、北海道となる(「平成27年漁業・養殖業生産統計」)。
消費量が多いのは今も昔も大阪で、全国の6割を占めるともいわれる。「てっちり」とは「てっぽうちり鍋」で「てっさ」は「てっぽうの刺し身」の略。大阪でフグのことを「てっぽう」と言うのは「当たると死ぬから」なのだそうだ。「たまに当たる」という意味で、当時の天気予報になぞらえた表現もあったという。
「てっちり」や「てっさ」は、明治時代から大阪の冬の名物だった。フグ毒のテトロドトキシンによる中毒事故を防ぐために、フグの取り扱いは条例によって都道府県ごとに定められているが、これを最初に条例化したのも大阪。昭和6年のことだそうだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「てっぽう ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年11月26日)を引用
↓クリック、プリーズ。↓

フグの産地といえば山口県下関市が思い浮かぶが、近年の漁獲量(水揚げ量)でのトップ3は石川県、島根県、北海道となる(「平成27年漁業・養殖業生産統計」)。
消費量が多いのは今も昔も大阪で、全国の6割を占めるともいわれる。「てっちり」とは「てっぽうちり鍋」で「てっさ」は「てっぽうの刺し身」の略。大阪でフグのことを「てっぽう」と言うのは「当たると死ぬから」なのだそうだ。「たまに当たる」という意味で、当時の天気予報になぞらえた表現もあったという。
「てっちり」や「てっさ」は、明治時代から大阪の冬の名物だった。フグ毒のテトロドトキシンによる中毒事故を防ぐために、フグの取り扱いは条例によって都道府県ごとに定められているが、これを最初に条例化したのも大阪。昭和6年のことだそうだ。
□南雲つぐみ(医学ライター)「てっぽう ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年11月26日)を引用
↓クリック、プリーズ。↓


